発達性吃音はありふれた疾患です。
幼児期の罹患率は約5%とされていましたが、近年の調査では8%程度あるいはそれ以上とされています。
吃音の発症(発吃)は3語文の発話が始まる頃に多く,満3歳までに約半数,満5歳までに9割程度が発症します。
幼児期には過半数が自然回復するので、医師の多くには対応が必要な疾患だと思われていない可能性がありますが、罹患率が高いため,学齢期で1〜2%、成人で全人口の1%弱に吃音が残ると推測され、他の発達障害に匹敵する患者がいることになります。
男女比は、幼児期の発症時にはほぼ1:1から1.4:1程度と報告され、ほぼ男女差はありませんが、女児の方が回復しやすく、青年期以降は4:1で男性が多くなります。
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