【この絵を取って下さい】高齢者のグループレクリエーション

【この絵を取ってください】高齢者のグループレクリエーション

他の参加者の説明を聞いて、該当する絵を当てるゲームです。いろいろな伝達手段を使ったコミュニケーションの練習になります。

対象

重度

人数

5〜6人ほど

準備

日常物品の英カード20枚程度、同じものを2組 ホワイトボードや黒板

方法

  1. 机のうえに一組の絵カードを全部並べます。もう一組はセラピストが持つようにします。
  2. 説明者と回答者を一人ずつ選び、説明者はホワイトボードの上に行きます。
  3. 説明者は、説明者に絵カードを1枚見せます。
  4. 説明者は、それが何の絵であるかを、ことば・絵・文字・ジェスチャー等、どのような方法を用いても良いから回答者に伝えます。回答者は机の上から該当するえを取ります。

アドバイス

セラピストは、説明者と回答者の間のやりとりができるだけ頻繁になるように配慮します。たとえば、説明者の表現が回答者に理解できない場合には」、もう一度行っていただくよう依頼したり、ヒントの援助をすると良いでしょう。

応用

物品の絵カードの代わりに、動作絵を使用する。

【写真の人はだれでしょう】高齢者のグループレクリエーション

【写真の人はだれでしょう】高齢者のグループレクリエーション

自分の写真を見て、「これは私だ!」と分かるでしょうか?
最重度者向けの課題です。

対象

最重度
精神活動低下

人数

3人くらい〜
人数が多ければ多いほど難易度が上がります。

方法

  1. 輪になって座ります。顔写真1枚を全員に回して、見てもらいます。
  2. 自分が写っていたと思う人は「はい」と言って手を上げていただきます。
  3. 本人がわかっていないようなら、他の人がその人を指さすなどして教えるようにします。
  4. 次の人の顔写真を動揺におこないます。

応用

全員の顔写真を机の上に並べ、その中から自分の写真を選んでいただくようにすると難易度が難しくなります。

【手を挙げよう】高齢者のグループレクリエーション

【手を挙げよう】高齢者のグループレクリエーション

自分の姓名が呼ばれたら、元気に手を上げて「はい」と返事をしていただきます。自分の姓名が呼ばれていることがしっかりと認識できるかどうかの課題です。

対象

最重度の方 精神活動低下の方

人数

複数人であれば良いです。

準備

各参加者の姓名の把握
必要であれば、大きく書いた姓名の厚紙を用意すると良いでしょう。

方法

輪になって座ります。セラピストは、対象者の姓名を呼びます。しっかりと認知できない方の場合は大きく書いた姓名の厚紙を使用すると良いでしょう。

アドバイス

挙手ができない、「はい」と声が出せない等の人いる場合には、始める前に挙手や返事のリハーサルを行うと反応が得られやすくなります。

応用

姓名を呼ばれた人を、他の参加者が指さす(手をさしのべる)。

【隣の人に回しましょう】高齢者のグループレクリエーション

【隣の人に回しましょう】高齢者のグループレクリエーション

隣に座っている人に「はい」と言いながら品物を渡せたら、合格です。コミュニケーションの基本的な態度を養う課題です。

対象

最重度 精神活動低下

人数

3人からでも可能

準備

片手で持ちやすい品物1個

方法

輪になるように座ります。セラピストはその名の一人に品物を渡します。(セラピストが参加しても良いです。)
渡された人は品物を左隣の人に「はい」と言って手渡します。
品物を受け取った人は、その次の人に「はい」と言って手渡します。
品物が1周したら反対回りで動揺に行います。

アドバイス

品物は片麻痺の方でもつかみやすいものにすると良いでしょう。

例:ソフトボール、毛糸など。

応用

渡す品物を一つではなく複数とし、参加者の中の何人かに品物を持ってもらう。
全員で、「1、2、3、はい」の掛け声をかけ、それに合わせて、隣の人に渡していく。

【ボール投げ】高齢者のグループレクリエーション

【ボール投げ】高齢者のグループレクリエーション

ボールの受け渡しをすることで、「人に働きかける」「注目する」「ひとつのことに集中する」などを目的に行います。

対象

最重度 精神活動低下がしている方

人数

5人前後

方法

参加者は胸に大きな名札を付け、輪になって座ります。
セラピストは、参加者の一人にボールを渡します。
ボールを持った人は、他の人の名前を呼びます。言えない場合は相手を指差しても良いです。
名前を呼ばれた人は、「ハイ」と言って手を上げます。
ボールを持った人は、その相手にボールを投げて、名前を呼ばれた人はそれを受け取ります。
これを繰り返します。

アドバイス

相手の反応(返事)を待たずにボールを投げてしますことが多いので、セラピストは相手に注目するように促すと良いでしょう。
ボールが投げられない場合は、セラピストが手を添えるなどの工夫をすると良いでしょう。

応用

ボールを手で投げる代わりに足で蹴っても面白いと思います。