易疲労性(いひろうせい)とは

易疲労性(いひろうせい)とは

脳梗塞や脳出血などで脳が損傷されると、疲れやすくなる方が多いです。
その症状のことを易疲労性(いひろうせい)と言います。
なぜ脳が損傷される疲れやすくなかというと、脳の神経は、新しい行動を学習するときは活発に働きますが、いったん学習して、脳の中で神経回路ができてしまえば、最初のように活発でなくても省エネモードで行動を起こすことができるようになります。
脳梗塞や脳出血などで脳が損傷されてしまうと、その作り上げた回路が寸断されて、使えなくなってしまうのです。
そのため、以前は余力を残し8割の力でできたことが、全力以上の力を出さなくては、同じことができなくなってしまいます。
常に全力で頑張っていては、やはり疲れやすくなるのは当然のことです。
対応としては、疲労しすぎてしまう前に、早めに疲労のサインに気づいて、こまめに休憩をとったり、本人の好きなことを行いリフレッシュできるようにする等、工夫すると良いでしょう。