形態認知 (呼称のプロセス)





形態認知 (呼称のプロセス)

後頭葉の第1次視党野に到達した視覚情報は、この後、第2次視党野、第3次視覚野とさらに高次の中枢で、より複雑な視覚認知処理が行われます。
ここでは、絵に含まれるさまざま直線の角度や曲線の曲がり具合、さらには奥行き・色・場所・動きなどに関する情報の認知が行われます。
つまり、「形態認知」とは、その絵に対してゆがみのない正しい像を脳内に表象する処理のことをいいます。

形態認知の段階の障害

形態認知の段階の障害では、光を提えることは可能であるにもかかわらず、物体の形・位置・色・ 動きなどに関する情報を正しく認知することが困難になります。
このような障害を、統覚型視覚失認と呼びます。