下位中枢の機能は上位中枢に統合され、下位中枢独自の機能は抑制されています。
静的姿勢制御
頭部・体幹を重力方向に対 して正しい位置に戻し、構えを正常位にすることを立ち直り反射といいます。
動的姿勢制御
支持基底面を移動させて姿勢を保持する反応をバランス反応、平衡反応といいます。
1つの反射による運動が次の反射運動の刺激となリー連の反射が連続して起こる連鎖反応です。 個々の反射が連続して規則的に機能します。
脊髄反射
脊髄反射には、①伸張反射、②屈曲反射、③陽性支持反応と陰性支持反応、④交叉性反射、⑤長脊髄反射があります。
低位脳幹(延髄、橋)の反射
①緊張性頸反射(非対称性緊張性頸反射 、対称性緊張性頸反射)、②緊張性迷路反射 、③頸の立ち直り反射があります。
高位脳幹(中脳)と視床の反射
①迷路性立ち直り反射、②頸に対する体の立ち直り反射、③体に対する体の立ち直り反射があります。
大脳皮質の反射
①視性立ち直り反射、②踏み直り反応、③跳び直 り反応、④足踏み反応があります。