気管切開チューブの交換時期
気管切開チューブの交換については、現在は明確なエビデンスがない状況です。
通常は1週間で交換を行われていますが、在宅や長期留置で感染などのリスクが少ない場合には、2週間で交換する施設もあるようです。
気管切開チューブの交換方法
交換時は同じサイズを選択するようにしますが、再挿入困難な場合もあり、それに備えるような形で、1サイズ小さいサイズを準備しておく場合もあります。
気管切開術後2〜3日間は、気管孔が瘻孔化しないことから、再挿入が困難になる場合があり、計画外抜管には、注意が必要となります。
無理に押し込んでしまうと、皮下に迷入し皮下気腫や縦隔気腫などの重篤な合併症につながる可能性があります。
挿入経路が再確保できない場合は経口挿管を行い対応します。
呼吸器ケア 2016 vol.14 no.3より参照