進行性核上性麻痺 (PSP)の重症度機能評価スケール
機能評価スケールは、症状の有無や重症度の定量化、治療の効果検証などに役立ち、包括的なリハビリテーションを提供する上で重要です。
PSPの機能評価スケールには、2つの評価スケールがあります。
Unified Parkinson’s DiseaseRating Scale(UPDRS)
一つは、Unified Parkinson’s DiseaseRating Scale(UPDRS)が一般的に普及してます。
この評価スケールは、パーキンソン病をもとにデザインされているが、運動項目においてPSPにも適応されます。
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2つ目は、Lawrence I GolbeによってデザインされたProgressive Supranuclear PalsyRating Scale(PSPRS)があります。
精神機能、嚥下機能、眼球運動機能、四肢体幹機能等を評価します。
このPSPRSには、Lawrence l Golbe監修のもと、湯浅と濱田の両博十が翻訳した進行性核上性麻痺機能評価尺度日本語版(PSPRS-J)があります。
各項目の重症度に応じた点数が配分されていて、重症度が高いほど点数が高く、最高で100点となっています。