FIM 浴槽移乗の採点ポイント





FIM 浴槽移乗の採点ポイント


概念


浴槽に入り、そこから出る動作を評価します。
浴槽まで近づくことは含まれません。
浴槽のそばから浴槽をまたぎ、浴槽内に入り、日本式の浴槽であれば沈み込むこととその戻りを評価します。

採点基準


7点:時間もかからない
6点:手すりなどの補助具が必要 3倍以上の時間がかかる(遅いと感じる時間) 
5点:指示が必要 見守りが必要 
4点:軽く手を触れている程度 ふらつくので手を添える 椅子などを抑えている
3点:軽く体を引き上げる程度
2点:体を引き上げて回してあげる
1点:2人がかりで移乗する リフターが必要 車いすを使用していない
 

浴槽移乗の採点ポイント


介助者が
・足を片側跨がせて :4点
・両足を浴槽に入れて:3点

※シャワー浴だけの人はシャワーチェアへの移乗を評価します。

4点以下(浴槽への出入りに介助が必要)の場合の考え方


下記の4動作のうち何動作を行っているかで考えます。

  1. 浴槽に入る
  2. 浴槽に浸かる
  3. 浴槽から上がる
  4. 浴槽から出る


例:4動作中2動作を自分で行っている場合は50%移乗75%未満となり3点になります。

FIM採点ポイントまとめはこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/05/fim-saiten-matome.html

FIMの採点の基本概念はこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/04/fim.html