階段の採点ポイント
概念
屋内の12~14段の階段を昇降すること。エレベーターの使用は考えない。
階段の評価ポイント
段数:「12~14段昇降できているか」「4~6段昇降できているか」
介助量
なぜ12~14段か:1フロアの移動に必要な段数のため。
なぜ4~6段か:屋内の段差を考えているため。
12~14段昇降している場合
7点:介助者不要 装具や杖、補装具無し、安全で時間もほどほど。
6点:介助者不要 装具や杖、補装具が必要、安全性不十分、時間かかる。
5点:介助者必要 監視・準備・指示・助言・促しのみ。
4点:介助者必要 監視・準備・指示・助言・促し等に加え、直接的な介助が必要、但し患者が3/4以上行う。
3点:介助者必要 監視・準備・指示・助言・促し等に加え、直接的な介助が必要、但し患者が3/4未満を行う。
4~6段昇降している場合
5点:4~6段自立 補装具の有無は問わない。
2点:要介助 1/4以上を患者が行う。
1点:要介助 1/4未満のみ患者が行う。
・1段の高さのちょっとした違いは気にしないようにします。
・エレベーターは階段とは別物、補助具とは考えないようにします。
・登りと下りの点が違う場合は低い方で評価します。
・他に難しい項目がないため、出来るADLも容認します。
FIM採点ポイントまとめはこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/05/fim-saiten-matome.html
FIMの採点の基本概念はこちら↓
http://www.st-medica.com/2016/04/fim.html