嚥下スクリーニングテスト実施基準と食事のステップアップと中止基準





嚥下スクリーニングテスト実施基準と食事のステップアップと中止基準


スクリーニングテスト実施基準



  • 意識レベルがJCSⅡ-10以下
  • 口腔内の汚染がない(適切な口腔ケアの実施後)
  • 気道クリアランスが概ね良好(吸引併用可能)
  • 姿勢の安定(枕などを利用しリクライニング30°程度)
  • バイタルサインの安定(37.5℃以下)
  • 重篤な症状がない(肺炎が改善傾向)


食事のステップアップ基準



  • 2日以上37.5℃以上の発熱がない
  • 気道分泌物が減少している(吸入酸素の減量)
  • 意識レベルが改善している
  • 摂取量が8割以上である
  • 検査データで炎症反応が改善している

食事の中止基準



  • 38℃を超す発熱
  • 痰絡みが増え、むせが強い
  • 呼吸状態の悪化(吸入酸素の増量)
  • 検査データで炎症反応が増悪している



臨床栄養 Vol.124 No.7 2014.6 より参照