高次脳機能障害 回復モデル
回復モデルとは、高次脳機能障害そのものを改善するアプローチのことをいいます。
注意障害や記憶障害といった基盤的な認知能力の低下をきたす方に、抹消課題や計算課題、文章課題、文意要約課題等を行うことにより、注意機能や記憶機能の改善を図ります。それによって、実生活に利益をもたらすことが期待されます。
回復モデルは、機能障害そのものを改善することで、その機能障害が影響する活動制限全般の改善に期待できます。
施行時期としては、脳血管障害などの急性期〜回復期で、大幅に器質的な改善が見込める時期には、より重要となります。