変形性膝関節症(OA)の初発症状は階段昇降時の痛みであるかもしれない





「変形性膝関節症(OA)の初発症状は階段昇降時の痛みであるかもしれない」

Arthritis Care & Researchに掲載された論文の結論です。

画像による確定診断がなされる前の段階でも変形性膝関節症(OA)患者は歩行中の膝の痛みを訴えており、これは変形性膝関節症(OA)の進行と強く関連したのです。

OA診断もしくはその高リスク者4,700名以上のデータが分析された結果、5活動パターン(階段昇降・歩行・立位・座位・ベッド横臥)のうち、階段昇降の際に生じる痛みがOAの初発症状である率が最も高かったと報告されています。(以下、歩行>立位>座位>ベッド中横臥の順)。

この結果は、より早期のOA診断を可能とし、症状進行防止介入を行なうことに役立つと言われています。