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新SSc(全身性強皮症)分類基準(2013ACR/EULARによる)

新SSc(全身性強皮症)分類基準(2013ACR/EULARによる) ドメイン 基準項目 ポイント 手指硬化がMCP関節を越えて近位まで存在(近位皮膚硬化) 9 手指の皮膚硬化 (ポイントの高い方を採用) 腫脹(puffy fingers) MCP関節より遠位に限局した皮膚硬化 2 4 指尖部所見 (ポイントの高い方を採用) 手指潰瘍 指尖陥凹性癌痕 2 3 爪郭毛細血管異常 2 毛細血管拡張 2 肺病変 (いずれか陽性) PAH lLD 2 レイノー現象 3 SSc関連自己抗体 (いずれか陽性) 抗セントロメア抗体 抗Scl-70/トポイソメラーゼ1抗体 抗RNAポリメラーゼ皿抗体 3 以下のスコアリングに当てはめ、合計9以上であればSScに分類する。 *皮膚硬化を有するが手指に皮膚硬化がない例、臨床所見を説明できる他疾患を有する例には本基準を適用しない。

ARDSの原因 基礎病態

ARDSの原因、基礎病態 1)有毒ガス・物質吸入・吸引 2)薬剤性・化学物質(非吸入t間接障害も関与)  ①抗悪性腫瘍薬  ②免疫抑制薬  ③利尿薬  ④向精神薬、抗うつ薬  ⑤非ステロイド性抗炎症薬  ⑥麻薬  ⑦陣痛防止薬(子宮運動抑制薬、収縮薬)  ⑧その他 3)感染症:細菌性、ウィルス、リケッチア、バベシア症真菌性、結核性、ニューモシスティス、マラリア 4)誤嚥 5)溺水 6)脂肪塞栓症候群(FES)、羊水塞栓、空気塞栓.潜函病 7)肺挫傷 8)胸郭への放射線照射・被爆 2.間接障害 敗血症、広範囲熱傷、多発外傷アナフィラキシー、輸血関連急性肺傷害(TRALI)、抗リンパ球免疫グロブリン療法、DIC、膵炎、白己免疫疾患、褐色細胞腫、糖尿病性ケトアシドーシス、心臓バイパス術後、高地t再膨張性t神経原性、鎌状赤血球症、高体温、低体温t低ナトリウム血症性脳症、子痛、骨髄移植、極端な運動、腫瘍崩壊症候群(tumorlysissyndrome:TLS)

Morse Fall Scale(日本語版) 転倒リスクスケール

Morse Fall Scale(日本語版) 転倒リスクスケール 1.転倒歴 なし 0点 あり 25点 2.合併症 なし 0点 あり 15点 3.歩行補助装具 なし/ベッド上安静/看護師の補助 0点 松葉杖/杖/歩行器 15点 家具などの伝い歩き 30点 4.静脈内注入療法/ヘパリンロック なし 0点 あり 20点 5.歩行/移乗 正常/ベッド上安静/不動 0点 不安定 10点 障害されている 25点 6.精神状態 自分の能力を判断できる 0点 過大評価/制限を忘れる 15点 転倒リスクなし:0~24点 転倒リスク低:25~44点 転倒リスク高:45点以上

前期高齢者と後期高齢者における活動性と転倒の比較表

前期高齢者と後期高齢者における活動性と転倒の比較表 前期高齢者 後期高齢者 活動性 高い 低い 外出頻度 高い 低い 転倒発生場所 屋内より屋外で多発 屋外より屋内で多発 転倒発生時間帯 早朝・午前よりも午後 午後よりも早朝・午前 骨折部位 上肢の骨折が多い 大腿骨近位部骨折が多い 転倒恐怖感 低い 高い

血糖値指標と低血糖症状とその対応

血糖値指標と低血糖症状とその対応 空腹時血糖値の指標 優 80~100mg/dL 未満 良 100~130mg/dL 未満 可 130~160mg/dL 未満 食後2時間血糖値の指標 優 80~140mg/dL 未満 良 140~180mg/dL 未満 可 180~220mg/dL 未満 不可 220mg/dL 以上 低血糖について 低血糖とは70mg/dL以下になることです。 低血糖症状は低血糖低加速度や個人によってことなり、すべての人に同じように見られるわけではありません。 低血糖を何度も起こす人は血糖を自分で測定することも有用となります。 低血糖症状について 血糖値が 70mg/dL 以下になると生体は初期反応として、交感神経系を介して血糖値を上昇させようとし、交感神経系症状(空腹感、冷汗、不安感、手指振戦、顔面蒼白、動悸など)が出現します。普段の血糖値がかなり高い人では、急激な血糖値の低下に伴い、70mg/dL より高い値でも低血糖症状を示すことがあるので注意が必要です。 血糖値が 50mg/dL 以下の中等度の低血糖になると、中枢神経のブドウ糖不足の症状(頭痛、眼のかすみ、動作緩慢、集中力低下などを訴える。次いで、意識障害、異常行動、けいれんがみられ、さらに昏睡に至る)が出現します。普段低血糖気味の人や自律神経障害を合併している人では、血糖値が 50mg/dL より低くても交感神経系の症状を欠き、突然重篤な中枢神経症状が発現することもあります(無自覚性低血糖)。 血糖値が 30mg/dL 以下になると、けいれん発作、低血糖昏睡に至り、治療が遅れると死に至ることがあります。 低血糖の対応 低血糖が疑われるときには、可能な限り血糖自己測定を行い、血糖値と症状との関係を確認して速やかに対応し、低血糖が確認できれば、直ちにブドウ糖または砂糖 10~20g、またはそれに相当する糖質を含むものを摂取していただくようにします。 30 分程度は安静にし、15 分以内に症状の回復がなければ、同じ対応を繰り返すようにします。 意識障害や昏睡などの重篤な低血糖で糖質の経口摂取が困難な場合は、誤嚥や窒息の原因となるため、食べ物を無理に口の中に入れないようにしてください。糖分を唇と歯肉の間に塗り付けて対応し、至...

小児の脱水の評価

小児の脱水の評価 臨床症状 軽度 中等度 重度 体重減少    乳児 〈50/0 10~15% 〉10% 体重減少    年長児 〈30/0 3~9% 〉9% 皮膚ツルゴール 軽度低下 低下 著明に低下 皮膚色 青白い 浅黒い 斑点状 意識状態 正常 傾眠 嗜眠 粘膜 乾燥 かなり乾燥 カラカラに乾燥 涙 出る 出るのが少ない 出ない 大泉門 平坦 少し陥凹 著明な陥凹 脈拍 ほぼ正常 頻脈 著明な頻脈 尿量 軽度低下 低下 無尿

DICの基礎疾患

DICの基礎疾患 1.感染症  敗血症  その他の重症感染症(呼吸器、尿路、胆道系など) 2.造血器悪性腫瘍  急性前骨髄球性白血病(APL)  ・その他の急性白血病  ・悪性リンパ腫  ・その他の造血器悪性腫瘍 3.固形癌(通常は転移を伴った進行癌) 4.組織損傷:外傷、熱傷熱中症、横紋筋融解 5.手術後 6.血管関連疾患  ・胸部および腹部大動脈瘤  ・巨大血管腫  ・血管関連腫瘍  ・膠原病(血管炎合併例)  ・その他の血管関連疾患 7.肝障害:劇症肝炎、急性肝炎、肝硬変 8.急性膵炎 9.ショック 10.溶血、血液型不適合輸血 11.蛇咬傷 12.低体温 13.その他

胸郭出口症候群の誘発試験

胸郭出口症候群の誘発試験 (1)アドソンテスト(Adsontest) 座位で、深呼吸時に顎を上げ、頭部を後方に反らしさらに顔を患側に回旋させます。その状態で患側の橈骨動脈拍動が減弱消失するかを調べます。偽陽性が約半数あるとされます。 (2)ライトテスト(Wrighttest) 座位で両肩関節を90°外転、90°外旋、両肘問節を90°屈曲させます。患側の感覚障害増悪や橈骨動脈拍動の減小や消失があれば陽性とします。 アドソンテストより正確とされていますが、偽陽性も多くあります。 (3)3分間挙上負荷テスト(Rosstest) ライトテストの姿勢のまま、両丁指を握ったり開いたりする運動を3分間行い、頸部や肩への放射痛や手指のしびれが増強し、運動を続けられなくなった場合を陽性とします。もっとも診断率が高いとされています。

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