レビー小体型認知症臨床診断基準 (第3回国際ワークショップ)
中心的特徴
進行性の認知障害
中核的特徴
a.注意や覚醒レベルの変動を伴う認知機能の動揺
b、現実的で詳細な内容の、繰り返し出現する幻視
c.自然発生の(誘因のない)パーキンソニズムの出現
示唆的症状
中核的特徴1つ以上+示唆的特徴1つ以上→probable DLB;
中核的特徴なし+示唆的特徴1つ以上→possible DLB
中核的特徴なし+示唆的特徴1つ以上→possible DLB
a.REM睡眠行動異常(RBD)(悪夢を伴う大声や体動などを示す)
b.抗精神病薬に対する感受性の亢進
c.SPECT/PETでの基底核のドパミントランスポーター取り込み低下
b.抗精神病薬に対する感受性の亢進
c.SPECT/PETでの基底核のドパミントランスポーター取り込み低下
4.支持的特徴
繰り返す転倒・失神、一過性の意識障害、自律神経障害、幻覚、妄想、うつ症状、CT/MRIで側頭葉が比較的保たれている、脳血流SPECT/糖代謝PETで後頭葉の取り込み低下、MIBG心筋シンチグラフィで取り込み低下、脳波で徐波及び側頭葉の鋭波
Neurology、65:1863-1872、2005.より引用