スクワット(squat) 理学療法

スクワット(squat) 理学療法


スクワット(squat)とは、「座る」という意味です。

スクワットで鍛えるのは下肢筋力で、歩くときに使う筋肉です。

大腿四頭筋を中心に、裏側のハムストリングス、大殿筋を鍛え、ヒップアップや下半身の無駄なぜい肉を落として、太ももを引き締める効果があります。
また、立つ、歩く、走るときの筋肉を鍛え、歩行や立ち座りを楽にする効果があります。


スクワットの方法


①両足を肩幅に開き、足先を正面に向け平行にして立ち、両手を腰にあて背筋を伸ばします。

②ゆっくり膝を曲げ、4秒かけてしゃがみ、4秒かけて元の体勢にもどります。


スクワットのポイント


胸を張るようにして背筋を伸ばすようにします。

また、しゃがんだときに膝頭が足先より前に出ないようにします。

大腿四頭筋やハムストリングスなど抗重力筋を意識するようにします。

体力の衰えてきた患者は前に椅子を置いて、背もたれを持って行うと良いです。

スクワットの回数


10回を1セットに、2~3セット行います。

スクワットの注意点


しゃがんだときに膝頭が前に出ると、膝に体重がかかって膝を痛めてしまうため、踵側に体重をかけつま先立ちにならないようにします。

膝を曲げたときに膝頭が外に開く(がに股)と膝に無理な負担がかかるため、内股気味にして、つま先と膝頭の方向を一致させるようにすると良いです。