装具適応時の評価項目と効果判定
装具処方時や変更時の評価として、運動麻痺の回復段階、筋緊張の状態、表在・深部感覚、関節可動域、健・患側肢の支持性、立位バランス、歩行評価、知的レベルや半側空間無視等の高次脳機能障害などがあります。
筋緊張の評価は、臥位や座位の静的状態だけでなく、起立・歩行の動的状態で行います。
可動域は痙縮か拘縮か、徒手矯正可能な柔軟性が残存しているか否かを評価します。
歩行については、歩調、歩幅、歩行スピード、持久力、荷重のシフト等について、処方時、仮合わせ時、完成時に行い、完成後は定期的な評価と、目的、病態の変化に合わせた装具の調整を行い、過度な支持・矯正には十分注意するようにします。
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