左半側空間無視に対する機能的アプローチ
機能的アプローチは、日常生活活動(Activity ofdaily living;AD:L)のなかで重要度の高いものを繰り返し練習して、患者の自立度を向上させるようなものをいいます。
半側空間無視そのものの改善を促すアプローチではないので、汎化は困難とも考えられていますが、トップダウンアプローチやボトムアップアプローチにおいてもADLに汎化されるというエビデンスは乏しいのが現状であり、日常生活に結びつきやすく、具体的な成果がわかりやすい機能的アプローチで、有用なリハの手法となります。