パーキンソン病の非薬物療法(手術療法、リハビリテーション)
・手術療法
脳に電極を埋め込む深部脳刺激療法を代表として、パーキンソン病の治療として手術を行うことがあります。術式や用いる機械も日々進歩しており、ドパミンを増やすような遺伝子を脳に導入するような治療も研究されている。
原則として手術療法は薬剤による治療を工夫しても症状がコントロールできない患者に対し適応となる。
まずは、薬を使って症状が抑えられないかどうか、十分に検討することが大切となる。
・リハビリテーション
リハビリに関しても、様々な研究・工夫が進められている。
残念ながらリハビリでパーキンソン病の病態そのものが良くなったり失われた神経細胞が蘇ったりする訳ではないが、実際の歩行能力・生活能力に関してはある程度の改善が見込め、能力の維持という意味でも重要となる。
ただし、症状の程度やライフスタイルによっては、入院して専門的なリハビリを受ける事よりも、家で生活をすること自体が一番のリハビリになることもある。
地域や環境によっても利用できる福祉サービスなどには違いがあるため、患者それぞれの生活環境と症状の程度に応じて対応を相談していく必要がある。
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