左半側空間無視の臨床症状
半側空間無視の、臨床での行動観察からは、ベッドサイドでは「顔や視線が健側を向いている」、「斜めに寝て左側の手足の位置に無頓着」、「座っていても患側に傾く」、「患側にいる人に気付かない」などの症状がみられます。
生活場面では「車椅子の患側ブレーキやフットプレートの操作忘れ」、「移動時に患側の壁や物にぶつかる、ぶつかっても強引に進もうとする」、「乗り移りのときに患側上下肢の置き忘れがあり、その操作も性急かつ強引さある」等見られます。
ADLの場面でも「患側の食事の食べ残し」、「衣服の左袖を通さない」のなどで気がつくことが多いです。