左半側空間無視のリハビリテーションを進める上でのポイント





左半側空間無視のリハビリテーションを進める上でのポイント

①左側にとらわれずに感情的交流を工夫する

②そのままでは見落としても10個の星印がありますと言えば見落とさない、多くの刺激だと見落とすが1つの刺激だと見落とさないなど、反応の仕方に注目して刺激提示を工夫開発する

③できることの能力評価を正確に行い結果の肯定的再評価に努める

④半側空間無視以外の行動特性を分析する

⑤本人の意欲や関心に結びつく課題を設定し、自己意識化行動の援助をする

⑥環境調整・人的資源の確保・言葉の提供など、いわゆる概念的補装具の開発を行う

消失する無視の回復期間の中央値は9週で、発症2~4週に残存する例では6ヵ月後の完全消失は13%であったという報告がある。