半側空間無視 重症度評価 CBS
Catherine Bergego Scale（CBS）は、ADLでの無視症状で重症度を評価します。
- 整髪または髭剃りのとき左側を忘れる
- 左側の袖を通したり、上履きの左側を履くときに困難さを感じる
- 皿の左側の食べ物を食べ忘れる
- 食事の後、口の左側を拭くのを忘れる
- 左を向くのに困難さを感じる
- 左半身を忘れる（例、左腕を肘掛けにかけるのを忘れる。左足を車椅子のフットレストに置くのを忘れる。左上肢を使うのを忘れる）
- 左側からの音や左側にいる人に注意をすることが困難である
- 左側にいる人や物（ドアや家具）にぶつかる（歩行・車椅子駆動時）
- よく行く場所やリハビリ室で左に曲がるのが困難である
- 部屋や風呂場で左側にある所有物を見つけるのが困難である
各項目0～3点で評価（0～30点）
0：無視なし
1：軽度の無視（常に右の空間から先に探索し、左の空間に移るのはゆっくりで、躊躇しながらである。時々左側を見落とす）
2：中等度の無視（はっきりとした、恒常的な左側の見落としや左側への衝突が認められる）
3：重度の無視（左側をまったく探索できない）
上記項目のうち、麻痺などでその動作が不可能な場合は、試行可能な項目の平均点を割り当てます。