廃用性の筋力低下の予防
廃用性の筋力低下の予防は、早期から離床、荷重が重要です。
基本的には、早期にベッド上からのリハビリを施行していくことが重要となります。
座位が困難な状態では、チューブやセラバンド等を使用しベッド上での四肢筋力増強訓練を行います。
その際に筋力増強を目的とするならば、最低でも最大筋力の60%以上の強度で4〜10回繰り返します。
筋持久力を目的とすれば12〜20回程度繰り返す運動強度とします。
また、筋力がMMTで1〜2レベルでの筋力増強には、筋電図バイオフイードバックを利用し視覚的に筋収縮を会得させるようにします。
筋力がMMTで0〜1レベル時には、治療的電気刺激(TES:therapeutic electrical stimulation)を利用し筋肉の萎縮を予防します。
可能であれば起立性低血圧等に注意しながら離床を進めていきます。
また同時に荷重をかける(重力をかける)ことも重要となります。
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