飢餓とリハビリテーション
飢餓とは、エネルギー必要量より少ない摂取量が続いたときに起こる低栄養の状態である。
飢餓のときは体外からのエネルギー摂取量が不足しているため、体内に蓄えられている糖質、脂質、蛋白質を分解することで、生きるために必要なエネルギーを産生する。
短期(24時間以内)の飢餓では肝臓のグリコーゲンが分解され、まかなわれるが、その後、蛋白質と脂肪を分解してエネルギーを産生する。
アミノ酸や脂質、エネルギーが不足している飢餓の状態で運動すると、筋肉の蛋白質をさらに分解するため、筋肉量は減少してしまう。
栄養管理をせずにリハを行うと低栄養が長期化し、ますます機能低下が進み、日常生活活動(ADL)に大きな支障をきたすことにもなりかねないため留意する必要がある。
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