誤嚥性肺炎 呼吸リハ
老人福祉施設の肺炎は、8~9割が誤嚥性肺炎といわれています。
誤嚥性肺炎は肺の慢性炎症が急性増悪したものであり、抗生剤投与のみでは完治しません。
呼吸理学療法を併用することにより、咽頭残留物の除去、咳そうの強化、嚥下と呼吸の協調性の改善、気道分泌物のドレナージ促進、気道分泌物貯留の予防と対処ならびに呼気予備力の改善が期待できます。
また、運動療法や作業療法により離床が促進され、運動耐容能やADLが拡大すれば、食事姿勢や食事動作の安定、呼吸機能の向上、二次的合併症の予防、感染への抵抗力改善が得られます。
まず補助栄養も視野にいれて栄養管理を強化し、就寝中の15度ベッドアップによる誤嚥予防や早期の会話、嚥下の意識化などを、摂食嚥下訓練と共に包括的に実施します。
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