頭頂葉 損傷
頭頂葉には一次体性感覚野、頭頂葉連合野がある。
感覚野の障害は改善しにくく、たとえば位置覚の障害が生じると、筋力が保たれていても歩行不能になることに気をつける必要がある。
連合野に関しては、優位半球頭頂葉、とくに側頭葉との境界近傍の障害によってゲルストマン症候群が出現する。このほかにも、左頭頂後頭葉の障害により、観念失行(物品を使用することができない)が生じる。
非優位側(右側)の頭頂葉障害では、半側空間無視や着衣失行(服を着ることができない)、構成失行(図示などで形を作ることができない)といった症状が出現する。
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