観念運動性失行
「さようなら」「敬礼」等の社会的習慣動作や、口頭指示による道具を使う真似が障害されます。
模倣や、実際の物品使用では障害が軽減します。しかし、これら動作が自発的に行われる日常生活では障害は軽度で患者本人も気づかないことが多いです。これを自動随意運動乖離(Automatico-voluntary dissociation)といい、口舌顔面失行や観念運動性失行にもみられます。
症状は左右で認められ、責任病巣は左側(優位側)の縁上回および上頭頂小葉の皮質と皮質下白質と考えられています。
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