COPD 運動負荷・呼吸筋機能・睡眠時検査
運動負荷試験は重症度の評価、呼吸・循環系などの運動制限因子の解明、治療方針の決定や治療の効果判定、予後の評価において有用です。
COPDは、換気系が制限因子になっていることが多く、重症例では運動時低酸素血症、肺循環障害、酸素輸送能の低下などが加わります。
COPDでは吸気筋力、呼気筋力のいずれも低下しますが、吸気筋力の低下の程度のほうが強いです。
COPD患者では、覚醒時の酸素分圧(PaO2)低下に伴い、睡眠時に動脈血酸素飽和度の低下が著明となる傾向があります。
特にREM睡眠時には低酸素血症の程度が著しいことがあります。