回復期リハビリテーション 効果

回復期リハビリテーション 効果

集中的に行われる回復期リハビリテーションによってADLが改善し得ます。
脳卒中初回発作後 4 か月以内にリハビリテーション科に転科または転院した患者を対象とした全国調査によれば、Barthel indexは、入院時平均42.2点から退院時74.3点に改善し、歩行可能例の比率も21.4%から70.7%へと増加したとの報告があります。
転帰先は、自宅退院72%、リハビリテーション目的転院11%、合併症治療目的転院 2 %、福祉目的転院 9 %、施設入所5 %、死亡 1 %で、低ADL群ほど自宅復帰率が低く、入院期間が長い結果となりました。
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者の場合も同様に、Barthel indexは、入院時平均44.3点から退院時66.2点に改善しています。
自宅退院率は63.6%でした。
リハビリテーション科専門医が主治医として関与することにより、脳卒中患者一日当たりのADL改善率が高くなるとの報告があります。
機能回復を目指したリハビリテーションの効果を検討したメタアナリシスでは、集中的


リハビリテーションにより、ADLが向上し、自宅退院率が上がることが示されています。