ACT FAST 脳卒中
米国脳卒中協会では、脳卒中を疑いがあれば、3つのテストをするように勧めている。
そのうちの一つでも症状があれば脳卒中を疑う。
Kothariら「F」「A」「S」で表される3つの徴候のうち1つでもあれば、脳卒中の可能性は 72%と報告している。
Kleindorferらによると、脳卒中患者の88.9%に「F」「A」「S」の中の少なくとも1つ以上の症状がみられ、脳出血、くも膜下出血に比べて脳梗塞 /TIA のほうがより高頻度にこれらの症状がみられたと報告している。
ACT FASTは一般市民等、脳卒中の前触れに気づいて対応してもらうように考えられ、実施しているキャンペーンである。
Face:笑って下さい。
片方の顔が下がってないか?
Arms:両手を挙げてください。
片方の手が下がってないか?
Speech:簡単な文章を言って下さい。
呂律がまわっていないか?
文章を正しく復唱できるか?
Time:これらの症状がどれかひとつでもあれば、時間が勝負となるため早く通報を!
119番に電話するか一刻も早く病院に行く!
と呼びかけている。