このスケールでは、手の衛生状態、肢位、疼痛、着衣動作の4項目について、0~3の4段階で評価を行います。
手の衛生状態(Hygiene)
浸軟・潰瘍形成・手掌感染の程度、手掌および手の清潔さ、手洗いができるか、爪の手入れができるか、衛生に関わる障害がどの程度、日常生活の妨げになっているかを評価する。
肢位(Limb
position)
上肢の位置異常がどの程度、身体的、心理的、社会的に日常生活に影響を与えているかを評価する。
疼痛(Pain)
上肢痙縮に関連する疼痛または不快感の程度がどの程度、日常生活に影響を与えているかを評価する。
着衣動作(Dressing)
患者が衣服(シャツ、上着、手袋など)の着脱をどの程度、容易にできるか、また、上肢の位置異常が更衣動作に関して、どの程度、日常生活の妨げになっているかを評価する。
以下の4つの基準により評価する。
0: 障害なし
1: 軽度の障害
2:
中等度の障害
3: 高度の障害