推奨
1.脳卒中急性期の体温上昇時は、解熱薬投与による体温下降が推奨される(グレードC1)。
2.脳卒中(特に脳梗塞)急性期の治療的低体温が有効であるという根拠は現段階ではまだない(グレードC1)。
エビデンス
脳卒中急性期の中枢性高熱は予後不良の因子である1)(Ⅰa)。
低体温療法は、脳梗塞急性期の治療法として、有効性の検討が未だ十分になされていない(Ⅰa-Ⅲ)。
急性期脳卒中におけるアセトアミノフェンによる軽度低体温療法では臨床的効果はみら
れない(Ⅰb)。