痛みのアセスメント (VAS:Visual Analogue Scale)
痛みのアセスメントについては、部位、痛んでいる期間、その重症度を評価する。重症度の評価には、ビジュアルアナログスケール(VAS:Visual Analogue Scale)を用いると良い。これは、白紙に100mmの線を引き、その左を全く痛くない状態、その右をこれまで想像できる最高の痛みとしたときに、現在感じる痛みを線を引いて示す方法である。対象者に線を引かせた後、測定者が定規を用いて、左から何ミリメートルの所に線を引いたのかを記録する。その他に痛みを顔の表情で表す、フェイススケールなどがあるがVASの方が数値として示すことができ、後に分析しやすい。このVASは膝・腰など痛む部位毎に、アセスメントを行う。ところで、VASは主観的な尺度であるので、それぞれの対象者でVASの多寡を以て比較することはできない。下図のように経時的に変化を比較する場合や、実施前・実施後の比較する場合においてのみ利用可能である。
www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1d.pdfより。
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