脳卒中超急性期の栄養管理 推奨 1 .高血糖または低血糖はただちに是正すべきである(グレード B )。 2 .低栄養例では十分なカロリーや蛋白質などの補給が推奨される(グレード B )。 エビデンス 糖尿病の既往がない例で、急性期の高血糖は予後不良の要素となる。(Ⅱ a )。 ラクナ梗塞以外の脳梗塞では高血糖は臨床症候を悪くする(Ⅱ a )。 入院時に低栄養があり、嚥下障害がない例では、経腸補助食で通常の食事よりも多くカロリーや蛋白質を摂取したほう が予後が良い傾向にある(Ⅰ b )。 入院時の高血糖は、血栓溶解療法施行を含む虚血性脳卒中患者の予後不良因子である(Ⅱ a )。 入院時の低栄養は、肺炎などの合併症を有意に増加させ、また入院 1 週間後の低栄養も独立した予後不良因子であった(Ⅱ b )。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/009.pdf より。