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2月, 2013の投稿を表示しています

バイタルサイン 脈拍 血圧 呼吸数 体温

バイタルサイン 脈拍 血圧 呼吸数 体温 脈拍 正常:60〜90bpm 徐脈:50bpm以下 頻脈:100bpm以上 血圧 正常:安静時140/90mmHg以下 高血圧:収縮期160以上・拡張期95以上 呼吸数 小児:20〜30回/分 成人:12〜20回/分 老人:15〜22回/分 ...

失語性失読

失語性失読 失語性失読の症状には音読の障害と認識(読解)の障害があります。 多くの症例では両者が同程度に障害されるが、例外もあります。音読に比して読解が著しく障害される症例、 逆に読解に比べて音読の障害が重度である症例が存在します。例えば、構音障害のため...

BMI ローレル指数 カウプ指数 体脂肪率

BMI ローレル指数 カウプ指数 体脂肪率 BMI 算出方法:体重÷伸長 2 判断基準 18.5未満:やせ 18.5 ~ 24.9:標準 25以上:未満 ローレル指数 算出方法: (体重( kg )/身長( cm ) 3 ) × 107   判断基準 101未満:やせすぎ 101 ~ 115:やせ 116 ~ 144:標準 145 ~ 159:ふとっている 160以上:ふとりすぎ カウプ指数 算出方法: ( 体重 g÷ 身長 cm の 2 乗) X 10 判断基準 15 ~ 18:標準 ※生後3ヶ月から5歳まで適応 体脂肪率 算出方法:機器により判定 適正範囲 男性:16 ~ 20% 女性:20 ~ 25%

要支援者や特定高齢者 運動の進め方

要支援者や特定高齢者 運動の進め方 要支援者や特定高齢者に運動をする場合には、十分に準備運動を行うとともに、運動負荷を段階的に高めていくコンディショニング期間*を設けることが安全に進める上で重要となる。また、運動器の機能を向上させるためには、コンディシ...

痛みのアセスメント (VAS:Visual Analogue Scale)

痛みのアセスメント (VAS:Visual Analogue Scale) 痛みのアセスメントについては、部位、痛んでいる期間、その重症度を評価する。重症度の評価には、ビジュアルアナログスケール(VAS:Visual Analogue Scale)を用いると良い。これは、白紙に100mmの線を引き、その左を全く痛くない状態、その右をこれまで想...

脳卒中超急性期 抗脳浮腫療法

脳卒中超急性期 抗脳浮腫療法 推 奨 1. 高張グリセロール静脈内投与は、脳卒中一般の急性期の死亡を減らすが、治療効果はそれほど大きくなく、長期的予後や機能予後に関する効果は明らかではない。本療法は頭蓋内圧亢進を伴う重篤な脳卒中の急性期に推奨される(グレー ドB)。 2. マンニトールは脳卒中急性期に有効とする明確な根拠はない(グレードC1)。 3. 副腎皮質ホルモン投与が脳卒中急性期に有効であるという明確な根拠はない(グレードC2)。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/010.pdf より。

脳卒中超急性期の栄養管理

脳卒中超急性期の栄養管理 推奨 1 .高血糖または低血糖はただちに是正すべきである(グレード B )。 2 .低栄養例では十分なカロリーや蛋白質などの補給が推奨される(グレード B )。 エビデンス 糖尿病の既往がない例で、急性期の高血糖は予後不良の要素となる。(Ⅱ a )。 ラクナ梗塞以外の脳梗塞では高血糖は臨床症候を悪くする(Ⅱ a )。 入院時に低栄養があり、嚥下障害がない例では、経腸補助食で通常の食事よりも多くカロリーや蛋白質を摂取したほう が予後が良い傾向にある(Ⅰ b )。 入院時の高血糖は、血栓溶解療法施行を含む虚血性脳卒中患者の予後不良因子である(Ⅱ a )。 入院時の低栄養は、肺炎などの合併症を有意に増加させ、また入院 1 週間後の低栄養も独立した予後不良因子であった(Ⅱ b )。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/009.pdf より。

脳卒中超急性期の血圧管理

脳卒中超急性期の血圧管理 推 奨 1 . 脳卒中発症直後の高血圧に対する管理は、高血圧性脳症、クモ膜下出血が強く疑われる場合以外は病型診断が確定してから行って良い。また降圧薬を使用する前に、痛み、嘔気、膀胱の充満などにより血圧が上昇しているのではないかを検討すべきである。一方、著しい低血圧(ショック)は輸液、昇圧薬などで速やかに是正すべきである(グレード C1 )。 2 . 脳梗塞急性期では、収縮期血圧> 220mmHg または拡張期血圧> 120mmHg の高血圧が持続する場合や、大動脈解離・急性心筋梗塞・心不全・腎不全などを合併している場合に限り、慎重な降圧療法が推奨される(グレード C1 )。 3 . 血栓溶解療法を予定する患者では、収縮期血圧> 185mmHg または拡張期血圧> 110mmHg 以上の場合に、静脈投与による降圧療法が推奨される(グレード B )。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/007_008.pdf yより

DESIGN-R

DESIGN-R DESIGN-R では,深さの数値は重み値には関係しない。また,深さ以外の 6 項目(滲出液,大きさ,炎症/感染,肉芽組織,壊死組織,ポケット)の合計点の 0 点から 66 点までの総点がその創の重症度を表す。 1) Depth (深さ) 創内の一番深い部分で評価,また,改善に伴い創底が浅くなった場合はこれに相応する深さとして評価し, DU を加えた 7 段階に区分する。なお, U は判定不能( unstageable )の頭文字。 d0 :皮膚損傷・発赤なし d1 :持続する発赤 d2 :真皮までの損傷 D3 :皮下組織までの損傷 D4 :皮下組織を越える損傷 D5 :関節腔,体腔に至る損傷 DU :深さ判定が不能の場合 2) Exudate (滲出液) e0 :なし e1 :少量 : 毎日のドレッシング交換を要しない e3 :中等量 :1 日 1 回のドレッシング交換を要する E6 :多量 :1 日 2 回以上のドレッシング交換を要する 3) Size (大きさ) 皮膚損傷範囲の,長径と短径(長径と直交する最大径)を測定し( cm ),おのおのを掛け合わせた数値から 7 段階に分類した。なお,大きさの目安として,円形の創をイメージし, s3 は直径2 cm 未満, s6 は4 cm , s8 は6 cm , s9 は8 cm , s12 は 10cm 以内, S15 は 10cm 以上と考えると理解しやすい。 s0 :皮膚損傷なし s3 : 4 未満 s6 : 4 以上 16 未満 s8 : 16 以上 36 未満 s9 : 36 以上 64 未満 s12 : 64 以上 100 未満 S15 : 100 以上 4) Inflammation/Infection (炎症/感染) 創周辺の炎症あるいは創自体の感染につき, 4 段階に分類した。 i0 :局所の炎症徴候なし i1 :局所の炎症徴候あり ( 創周囲の発赤,腫脹,熱感,疼痛 ) I3 :局所の明らかな感染徴候あり ( 炎症徴候,膿,悪臭など ) I9 :全身的影響あり ( 発熱など ) 5) Granulationtissue (肉芽組...

脳卒中超急性期の呼吸管理

脳卒中超急性期の呼吸管理 推奨 1.低酸素血症が明らかでない軽症から中等症の脳卒中患者に対して、ルーチンに酸素を投与することが有用であるという科学的根拠はない(グレードC2)。 2.意識障害の原因の一つが呼吸障害と考えられる急性期脳卒中患者に対しては、気道確保や人工呼吸管理を行うことが望ましい(グレードC1) 発症後24時間以内の脳卒中患者に100%酸素 3 L/分を入院後24時間投与しても、1 年間の生存率は対照と差がなかった。また機能障害スコアなどの改善度にも差がなかった。しかし、有意ではないが、重症の脳卒中では酸素投与群のほうが生存率がやや良かった。重症の脳卒中患者に対する酸素投与について結論を出すには、さらに研究が必要である(Ⅱa)。脳卒中により脳ヘルニアを起こすような例では、人工呼吸器を装着しても予後は不良である(Ⅳ)。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/006.pdf より。

「できるADL」と「しているADL」

「できるADL」と「しているADL」 ADL(日常生活行為)が、リハビリテ-ションの訓練時や診察時にはできるけれども、病棟や自宅の実生活では実行していないことが少なくありません。 「できるADL」よりも「しているADL」を重視すべきことは患者の生活を重視するリハ医学としては大切なことです。 「できるADL」と「しているADL」、両者の差をみきわめ、その原因を明らかにすることがリハ・プログラム作製上極めてなことです。  「できるADL」と「しているADL」の差を生む条件は以下のようなことが挙げられます。 ○模擬的な訓練場面では行えるが、実際の生活の場である病棟や自宅・社会では行えない。 ○訓練だけで疲れはててしまって、病棟や自宅・社会では行えない。 ○患者の日常生活における意欲が低い。できても、やろうとしない。 ○患者・家族の理解不足により、できることを、過介護で、できなくしてしまう可能性がある。家族指導はその意味でも大切。 新しいADLのやり方を身に付けることは、健康なときと同じような体の使い方、動かし方ではなく、新しいやり方を身に付けることが必要となる。習熟するためには、実際の場面を想定したことを、繰り返すこと習慣化することが不可欠となる。

IADL尺度(Lawton&Brody)

IADL尺度(Lawton&Brody) A 電話を活用する能力 1.自分から電話をかける(電話帳を調べたりダイアル番号をまわすなど) 2.2~3のよく知っている番号をかける 3.電話に出るが、自分からかける事はない 4.まったく電話を使用しない B 買い物 1.すべての買い物は自分で行う 2.小額の買い物は自分で行える 3.買い物に行くときはいつも付き添いが必要 4.まったく買い物はできない C 食事の準備 1.適切な食事を自分で計画し、準備し、給仕する 2.材料が供与されれば適切な食事を準備する 3.準備された食事を温めて給仕する、あるいは食事を準備するが適切な食事内容を維持しない 4.食事の準備と給仕をしてもらう必要がある D 家事 1.家事を一人でこなす、あるいは時に手助けを要する(例:重労働など) 2.皿洗いやベッドの支度など、日常的な仕事はできる 3.簡単な日常仕事はできるが、妥当な清潔さの基準を保てない 4.すべての家事に手助けを必要とする 5.すべての家事にかかわらない E 洗濯 1.自分の洗濯は完全に行う 2.靴下のゆすぎなど、簡単な洗濯をする 3.すべて他人にしてもらわなければならない F 移送の形式 1.自分で公的機関を利用して旅行したり、自家用車を運転する 2.タクシーを利用して旅行するが、その他の公的輸送機関は利用しない 3.付き添いがいたり、皆と一緒なら公的輸送機関で旅行する 4.付き添いか、皆と一緒で、タクシーか自家用車に限り旅行する 5.まったく旅行しない G 自分の服薬管理 1.正しいときに正しい量の薬を飲むことに責任が持てる 2.あらかじめ薬が分けて準備されていれば飲むことができる 3.自分の薬を管理できない H 財産取り扱い能力 1.経済的問題を自分で管理し(予算・小切手書き・掛金支払・銀行へ行く)一連の収入を得て維持する 2.日々の小銭は管理するが、預金や大金などは手助けを必要とする 1 1 3.金銭の取り扱いができない 評価表はこちら↓ http://www.kanazawa-med.ac.jp/~gerontol/CGA/IADL.pdf

ADLとIADL

ADLと IADL ADL(Activities of Daily Living) は、一般的には『日常生活動作』と訳される。 具体的には、食事や排泄、整容、移動、入浴等の基本的な行動を指す。 リハビリテーションや介護の世界で一般的に使われている用語の一つで、要介護高齢者や障がい者等が、どの程度自立的な生活が可能かを評価する指標としても使われる。 ADLはとても重要な概念であり、ADLが自立しているという場合、普通は介護を必要としない状態であると考えることができる。 IADL(Instrumental Activity of Daily Living) は、『手段的日常生活動作』と訳され、日常生活を送る上で必要な動作のうち、ADLより複雑で高次な動作を指す。 例えば、買い物や洗濯、掃除等の家事全般や、金銭管理や服薬管理、外出して乗り物に乗ること等で、最近は、趣味のための活動も含むと考えられるようになってきている。 高齢者の生活自立度を評価する際、ADLだけではなく、IADLも考慮することが大切だと考えられている。

モダイオラス 口角結節 口角筋軸

モダイオラス  口角結節  口角筋軸 モダイオラス とは、 顔面 部にある 結節 、または結節状の部位を指します。 口角結節 、 口角筋軸 ともいうそうです。 モジオラスを構成する筋肉は頬筋、口輪筋、頬骨筋、口角下制筋、笑筋などですが、この部の筋肉が収縮すると小臼歯部の頬側を強く圧迫します。この緊張圧が、総義歯の安定を増すということで重要な構造となります。 口の周りの筋肉を収縮させると下のような皺ができますが、その様子からモジオラスの位置が推定できます。

舌 味蕾の分布

舌 味蕾の分布  甘い、苦いなどの味覚は、舌や上あご、のどの奥に広がる味蕾(みらい)という微小な器官で感じている。味蕾は短期間で新陳代謝を繰り返しており、細胞が生まれ変わる時に 亜鉛 を必要とする。味蕾は加齢とともに数が減少してくるため、高齢になると味覚が衰えてくる。しかし、最近は10代や20代の人にも味覚障害が増えており、その原因のトップは亜鉛不足だといわれている。 味蕾の分布は以下のとおり http://www.k-salad.com/sick/feature_c/014_1.shtml より参照。

障害受容 段階

障害受容の段階 ショック期→否認期→混乱期→解決への努力期→受容期 ショック期 発病の直後で集中的な医療とケアを受けている時の心理状況。 肉体的には苦痛があっても心理的には逆に平穏で、感情が鈍麻した無関心な状態。 現実に起こっていることが自分ではないような状態。 否認期 身体的状態が安定して、そう簡単には治らないらしいことが本人にも少しずつわかり、心理的な防衛反応としての病気の否認が生じる時期。 混乱期 現実が圧倒的すぎて、病気が完治しないことを否定しきれない時期。 解決への努力期 前向きな努力が主になる時期。 外向的な攻撃では、結局問題は解決しないことに気づく時期。 受容期 最後に価値の転換を完成し、患者さんは社会や家庭のなかで、何らかの新しい役割や仕事を得て、生活に生きがいを感じるようになる時期。 ※段階を進んだり戻ったりしながら、経験するとされています。

脳卒中一般の危険因子の管理 高血圧症

脳卒中一般の危険因子の管理 高血圧症 1. 高血圧患者では降圧療法が推奨される(グレードA)。 2. 降圧目標として、高齢者は140/90mmHg未満、若年・中年者は130/85 mmHg未満、糖尿病や腎障害合併例には130/80mmHg未満が推奨される(グ レードA)。 3. 降圧薬の選択としては、Ca拮抗薬、利尿薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE) 阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)などが推奨される(グレード A)。特に、糖尿病、慢性腎臓病、および発作性心房細動や心不全合併症例、左 室肥大や左房拡大が明らかな症例などでは、ACE阻害薬、ARBが推奨される(グ レードB)。 http://www.jsts.gr.jp/guideline/021_024.pdf より

健忘症候群と作話

健忘症候群と作話 作話がよくみられるのは健忘症候群(広義)のときです。 多くの人に認められている健忘症候群の病理解剖学的背景は、海馬ー海馬釆-脳弓ー乳頭体-視床前核(「パペッツの回路」とよばれる)の損傷です。 健忘症候群は、健忘、記銘力障害、失見当識および作話の四大症状から構成されます。 健忘症候群の基本症状が健忘ないし記銘力障害であるとする考えと、自己の生活史の時問的失見当ないし特有の人格障害であるとする見解とがあります。 それと絡み合って、作話を健忘(過去の記憶欠損)を穴埋めするための二次的現象とする立場と、健忘の単なる派生的結果ではなく、それ自体独自の精神症状とみる立場とがあります。 そして以上の二つのそれぞれに並行する見解から、今問題にしている症候群を二つに分解して理解しようとする立場が生まれます。 すなわち、健忘を主とする健忘症候群(狭義)と、時間的見当識や作話を強く示すコルサコフ症候群とです。

在職中にもし高次脳機能障害になった場合どうするか

在職中にもし高次脳機能障害になった場合、まずは元の会社への復帰を目指すことをお勧めしています。転職は容易ではありませんし、転職したとしても全く経験がない新しい仕事や人間関係に適応するのはたいへんです。ですから、まずは元の会社に戻ることを目指します。そ...

高次脳機能障害 就職

高次脳機能障害 就職 受傷後、新たに就職を目指すには、障害者手帳(高次脳機能障害の場合、身体障害者手帳か精神障害者保健福祉手帳であることが多い)の交付を受け、公共職業安定所に求職登録をして仕事を探します。勤めていた会社を離職した場合には、雇用保険の受...

高次脳機能障害を支える制度

高次脳機能障害を支える制度 高額療養費 1ヶ月(暦月の1日~月末)の自己負担のうち限度額を超えた額がもどってきます。予め申請した「限度額認定証」を医療機関の窓口に提示すれば限度額までしか請求されません。限度額は医療費の合計金額や収入によって異なります。 医療...

日常生活での支障を減らす方法 記憶障害

日常生活での支障を減らす方法 記憶障害 環境調整 を行い「記憶する」負担を減らす方法。 ・引き出しの収納内容をラベルにして貼る。 ・部屋やトイレに目印をつける。 ・行動をチェックリストにして貼る。 ・説明は口頭だけでなく紙に書く。 ・生活パターンや日課を決める。 ・予定の変更は最小限にする。 ・何についての話なのか、最初に伝えてから話しかける。

誤りなし学習法(errorless larnig) 記憶

誤りなし学習法(errorless larnig) 記憶 健常者の場合は、仮に間違えたとしても、間違いを修正した経験が記憶に残る。 →間違いを通して学習。 記憶障害者の場合は間違えたこと自体が記憶に残るが、修正した経験は記憶に残らない。 →試行錯誤を避ける。 間違えない経験を繰り返すことで学習することが大事。

PQRST法 記憶

PQRST法 記憶 覚える事柄を深く解釈し記憶に残りやすくする方法 ①内容にざっと目を通す (Preview:予習) ②自分で質問をつくる (Question:質問) ③内容をじっくり読む (Read:精読) ④質問に答える (State:陳述) ⑤答え合わせをする (Test:テスト) 例 :長野鉄道と信濃鉄道が、長野駅を結節点に相互乗り入れする計画について、県が段階的な実現を検討していることが、15日分かった。第一段階は、長野鉄道が長野駅から中野駅まで10キロの片乗り入れで、2013年度中の運行開始を想定している。検討案は30日に沿線市町、両鉄道事業者らと設置する検討会議で示す方針。 ①記事の内容をざっと読む ②自分で質問を作る Q1.何という鉄道会社の話ですか(2つ)。 Q2.どんな計画がされていますか。 Q3.第一段階で長野鉄道が片乗り入れするのは何駅~何駅の 何キロですか。 Q4.運行開始は何年度ですか。 Q5.検討案は何日に示されますか。 ③記事の内容をじっくりと読む ④質問に答える A1.長野鉄道、信濃鉄道。 A2.長野駅を結節点に相互乗り入れをする計画。 A3.長野駅~中野駅。10キロ。 A4.2013年度中。 A5.30日。 ⑤答え合わせをする。

高次脳機能障害とICD-10(国際疾病分類第10版:ICD-10の精神および行動の障 害(F00-F99)

高次脳機能障害と ICD-10 (国際疾病分類第 10 版: ICD-10 の精神および行動の障 害(F 00- F 99 ) ・F 04 ,F 06 ,F 07 に含まれる疾病を原因疾患にもつ者が高次脳機能障害診断 基準の対象となる。 ・この 3 項目に含まれる疾病をもつ者すべてが支援対象となるわけではないが、 他の項目に含まれる疾病は除外される。例:アルツハイマー病(F 00 )、パー キンソン病(F 02 ) ・原因疾患が外傷性脳損傷、脳血管障害、低酸素脳症、脳炎、脳腫瘍などであり、 記憶障害が主体となる病態を呈する症例はF 04 に分類され、対象となる。 ・原因疾患が外傷性脳損傷、脳血管障害、低酸素脳症、脳炎、脳腫瘍などであり、 健忘が主体でない病態を呈する症例はF 06 に分類され、対象となる。注意障 害、遂行機能障害だけの症例はF 06 に分類される。 ・心的外傷後ストレス障害(PTSD)はF 43 に該当し、除外する。 ・外傷性全生活史健忘に代表される機能性健忘はF 40 に該当し、除外する。 ICD10 国際疾病分類第 10 版( 1992 ) 高次脳機能障害診断基準の対象となるもの F04 器質性健忘症候群,アルコールその他の精神作用物質によらないもの F06 脳の損傷及び機能不全並びに身体疾患によるその他の精神障害 F07 脳の疾患,損傷及び機能不全による人格及び行動の障害 高次脳機能障害診断基準から除外されるもの F40 恐怖症性不安障害 F43 重度ストレスへの反応及び適応障害  

外傷性脳損傷後のMRI所見

外傷性脳損傷後の MRI 所見 1.慢性期に特徴的な器質病変として認められることが多い MRI 所見 ⅰ)脳挫傷や頭蓋内血腫後の変化 T1 低信号、 T2 高信号を示す局所性ないし広範な壊死、梗塞所見や脳萎縮所見など。 (注:前頭葉や側頭葉の先端部や底部にみられることが多い。) ⅱ)びまん性(広範性)脳損傷(びまん性軸索損傷を含む)後の所見 脳室拡大や広範な脳萎縮、脳梁の萎縮、脳幹損傷や脳幹部萎縮所見など。 (注)深部白質や脳梁、基底核、上位脳幹背側の損傷や滑り挫傷( glidingcontusion )がびまん性(広範性)軸索損傷の特徴的所見とされるが、急性期にこれらの部位に出血性病変があった場合には慢性期に T1 低信号、 T2 高信号として残ることがある。ただし急性期には浮腫性病変( T1 等信号、 T2 高信号)のみのこともある。そのような場合には慢性期には異常を認めないかあるいは同部の萎縮のみが残存することもある。 ⅲ)その他 一例ないし両側の硬膜下水腫や外水頭症の所見が見られることもある。 2.高次脳機能障害と関連があるとされる MRI 所見 ⅰ)深部白質損傷所見 ⅱ)脳室拡大とくに側脳室下角の拡大や第3脳室の拡大 ⅲ)脳梁の萎縮 ⅳ)脳弓の萎縮など 注: MRI で異常が認められなくても高次脳機能障害を呈することがある。 (付)①脳室拡大や海馬萎縮と IQ との関連が報告されている。 ・深部白質損傷や脳室拡大所見と動作性 IQ ( PIQ )低下 ・左側脳室下角の容積増大と言語性 IQ ( VIQ )低下 ・右側脳室下角の容積増大と PIQ 低下 ・左海馬の容積減少と PIQ 低下 ②急性期に認められる脳幹や脳梁損傷など、びまん性(広範性)軸索損傷に特徴的な所見は、高次脳機能障害が後遺することを推測させる ③小児の高次脳機能障害と関連があるとされる MRI 所見 ・深部白質や脳幹損傷所見 ・前頭葉損傷所見 ・小脳の萎縮所見

高次脳機能障害 社会的行動障害

高次脳機能障害 社会的行動障害 ①意欲・発動性の低下 :自発的な活動が乏しく、運動障害を原因としていないが、一日中ベッドがから離れないなどの無為な生活を送る。 ②情動コントロールの障害 :最初のいらいらした気分が徐々に過剰な感情的反応や攻撃的行動にエスカレートし、一度始まると患者はこの行動をコントロールすることができない。自己の障害を認めず訓練を頑固に拒否する。突然興奮して大声で怒鳴散らす。看護者に対して暴力や性的行為などの反社会的行為が見られる。 ③対人関係の障害 :社会的スキルは認知能力と言語能力の下位機能と考えることができる。高次脳機能障害者における社会的スキルの低下には急な話題転換、過度に親密で脱抑制的な発言および接近行動、相手の発言の復唱、文字面に従った思考、皮肉・諷刺・抽象的な指示対象の認知が困難、さまざまな話題を生み出すことの困難などが含まれる。面接により社会的交流の頻度、質、成果について評価する。 ④依存的行動 :脳損傷後に人格機能が低下し、退行を示す。この場合には発動性の低下を同時に呈していることが多い。これらの結果として依存的な生活を送る。 ⑤固執 :遂行機能障害の結果として生活上のあらゆる問題を解決していく上で、手順が確立していて、習慣通りに行動すればうまく済ますことができるが、新たな問題には対応できない。そのような際に高次脳機能障害者では認知ないし行動の転換の障害が生じ、従前の行動が再び出現し(保続)、固着する。

高次脳機能障害 遂行機能障害

高次脳機能障害 遂行機能障害 ①目的に適った行動計画の障害 :行動の目的・計画の障害である。行動の目的・計画の障害のために結果は成り行き任せか、刺激への自動的で、保続的な反応による衝動的な行動となる。ゴールを設定する前に行動を開始してしまう。明確なゴールを設定できないために行動を開始することが困難になり、それが動機づけの欠如や発動性の低下とも表現される行動につながることもある。実行する能力は有しているために、段階的な方法で指示されれば活動を続けることができる。 ②目的に適った行動の実行障害 :自分の行動をモニターして行動を制御することの障害である。活動を管理する基本方針を作成し、注意を持続させて自己と環境を客観的に眺める過程の障害により、選択肢を分析しないために即時的に行動して、失敗してもしばしば同様な選択を行ってしまう。環境と適切に関わるためには、自分の行動を自己修正する必要がある。この能力が障害されることにより社会的に不適切な行動に陥る。評価法としては、BADS ( 遂行機能障害症候群の行動評価 ) 等がある。

高次脳機能障害 注意障害

高次脳機能障害 注意障害 ①全般性注意障害 集中困難・注意散漫 :ある刺激に焦点を当てることが困難となり、ほかの刺激に注意を奪われやすい。参考となる評価法としては抹消・検出課題、ストループテスト、心的統制課題が挙げられる。 注意の持続・維持困難 :より軽度な注意障害では長時間注意を持続させることが困難になる。時間の経過とともに課題の成績が低下する。課題を行わせると最初はできても 15 分と集中力が持たない。参考となる検査法としては ContinuousPerformanceTest 、抹消課題が用いられる。 ②半側空間無視 脳損傷の反対側の空間において刺激を見落とすことをはじめとした半側無視行動が見られる。同名半盲と混同しないようにする。右半球損傷(特に頭頂葉損傷)で左側の無視がしばしば認められる。参考となる評価法としては線分2等分、線分抹消、絵の模写などが行われる。なお左同名半盲では両眼の一側視野が見えず、眼球を動かさなければ片側にあるものを見ることができない。同名半盲のみの場合は、視線を見えない側に向けることによって片側を見ることができ、半側無視を起こさない。 軽度 :検査上は一貫した無視を示さず、日常生活動作で、あるいは短時間露出で無視が認められる。なお、両側同時刺激を行うと病巣反対側を見落とす、すなわち一側消去現象 (extinction) を示す。 中等度 :常に無視が生じるが、注意を促すことで無視側を見ることができる。 重度 :身体が病巣側に向き、注意を促しても無視側を見ることができない。

高次脳機能障害 記憶障害

高次脳機能障害 記憶障害 前向性および逆向性の健忘が認められる。全般的な知的機能の低下および注意障害を示さない場合は典型的な健忘症候群である。 ①前向健忘 :いわゆる受傷後の学習障害である。受傷ないし原因疾患発症後では新しい情報やエピソードを覚えることができなくなり、健忘の開始以後に起こった出来事の記憶は保持されない。参考となる検査法は、ウェクスラー記憶検査、対語記銘課題(三宅式など)、単語リスト学習課題( Rey 聴覚的言語学習テストなど)、視覚学習課題( Rey-Osterrieth 複雑図形検査、ベントン視覚記銘検査など)。 ②逆向健忘 :受傷あるいは発症以前の記憶の喪失、特にエピソードや体験に関する記憶が強く障害される。自伝的記憶に関する情報の再生によって評価するが、作話傾向のため関係者への確認を行ったり、遅延間隔を置いて再度この課題を行い、1回目と2回目の回答が同一であれば正答と見なすことによって、患者の反応の妥当性を確認する。 軽度 :最近の記憶や複雑な記憶でも部分的に覚えている。意味的関連のない項目を結びつけるなど難度の高い検査で障害を示す。 中等度 :古い記憶や体験的に習ったことなどは保たれている。最近の新しい記憶、複雑な事柄の記憶などは失われている。 重度 :前向健忘と逆向健忘を含む全健忘、ほとんどすべての記憶の障害である。その他、作話や失見当識が見られる。作話は、実際に体験しなかったことが誤って追想される現象である。その内容も変動するが多い。よく用いられる当惑作話とは、その時その時の会話の中で一時的な記憶の欠損やそれへの当惑を埋めるような形で出現する作話で、多くは外的な刺激により出現し、その内容は過去の実際の記憶断片やそれを修飾したり何らかの形で利用しているようなものを指している。検者の質問によって誘発され、捏造された出来事をその内容とする。

高次脳機能障害 診断基準

高次脳機能障害 診断基準 Ⅰ.主要症状等 1. 脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されてい る。 2. 現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障 害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。 Ⅱ.検査所見 MRI 、 CT 、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認 されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。 Ⅲ.除外項目 1. 脳の器質的病変に基づく認知障害のうち、身体障害として認定可能である症状を有 するが上記主要症状( I-2 )を欠く者は除外する。 2. 診断にあたり、受傷または発症以前から有する症状と検査所見は除外する。 3. 先天性疾患、周産期における脳損傷、発達障害、進行性疾患を原因とする者は除外 する。 Ⅳ.診断 1. Ⅰ〜Ⅲをすべて満たした場合に高次脳機能障害と診断する。 2. 高次脳機能障害の診断は脳の器質的病変の原因となった外傷や疾病の急性期症状を 脱した後において行う。 3. 神経心理学的検査の所見を参考にすることができる。

左手利きの失語

左手利きの失語 左手利きの失語は、全般に症状が軽く、回復が早いといわれています。ネーサーらは左手利きの右大脳半球損傷による失語と左大脳半球損傷による失語とを比較し、後者は症状が軽いのみならず、言語認識障害を示さない例のあることを見出し、言語表出に関す...

NICTなど、眠たくなると脳の機能が低下する仕組みを解明 - 日本経済新聞 (プレスリリース)

今回の研究成果は、今後、居眠り運転やうっかりミスの防止、 高次脳機能障害 の解明等に応用できることが期待されるそうです。 詳しくはこちら↓ NICTなど、眠たくなると脳の 機能 が低下する仕組みを解明 日本経済新聞 (プレスリリース)

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