ブレーデンスケール (Braden Scale) 褥瘡評価

ブレーデンスケール (Braden Scale) 褥瘡評価


ブレーデンスケールとは


プレーデンスケールは、米国Braden博士とBergstrom博士が開発したBraden Scaleを、日本語に翻訳し導入したものである。知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態摩擦とずれの6項目からなり、1点〔最も悪い〕から4点〔最も良い〕(摩擦とずれは13点)で採点し、最低6点から最高23点の範囲となり、点数が低いほど褥瘡発生の危険が高いとするものである。日本では病院は14点以下、老人ホームや在宅は16点以下になると褥瘡が発生しやすいといわれている。このスケールの導入により褥瘡発生率が6分野1に減少したというエビデンスがある。

いつ、どのような頻度で、誰が判断するとよいか 

Bradenらによると、初回の採点時期は患者が入院してから2448時間以内に行うとしている。しかし、寝たきりの状態、つまり可動性、活動性が低下し、いずれかが2点以下になったときから採点を始めるとよい。また採点の頻度は,急性期においては48時間ごと,慢性期では1週間ごとに行う。高齢者の場合は、入院後1ヵ月間は1週間ごと、その後状態の変化がない場合は3ヵ月ごとに1回の採点を目安とする。

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