誤嚥防止方法
[嚥下の意識化 Think Swallow]
嚥下を意識することで、嚥下運動を強固にする。
[随意的な咳→追嚥下]
咳を意識して行い、気道周辺の食物を喀出する。
[少量頻回の食事]
3食を5食にするなど、食事後半の疲労による誤嚥を回避する。
[頸部前屈]
誤嚥を予防する喉頭保護法。
①食物通路が広がる。
②喉頭蓋谷が広がる。
③声門閉鎖が良い。
④喉頭ひだにより気道保護が行われる。→誤嚥が起こりにくい。
⑤口峡が狭くなる。→嚥下前の咽頭への流れ込みを防ぐ。
方法:あごと鎖骨の間に3~4横指入るように、枕やタオル、クッションでセッティングする。
パルスオキシメーター 嚥下評価
https://www.st-medica.com/2012/09/pulse-oximeter-dysphagia.html?hl=enパルスオキシメーター 嚥下評価
パルスオキシメーター 嚥下評価
[目的]
主に食事中における誤嚥の有無のモニター。
[方法]
SpO2(動脈血酸素飽和度)をパルスオキシメーターで測定する。
[判定]
正常安静時:95%
①90%以下
②初期値より1分間の平均で3%低下
→摂食を中止する。
[目的]
主に食事中における誤嚥の有無のモニター。
[方法]
SpO2(動脈血酸素飽和度)をパルスオキシメーターで測定する。
[判定]
正常安静時:95%
①90%以下
②初期値より1分間の平均で3%低下
→摂食を中止する。
頸部聴診(呼吸音の判定)
https://www.st-medica.com/2012/09/keibutyousinn.html?hl=en頸部聴診(呼吸音の判定)
頸部聴診(呼吸音の判定)
[目的]
嚥下後の呼吸音を聴取し、咽頭期障害を判定。
[方法]
①検査前に、強い咳を複数回行わせ貯留物を喀出させる。
②澄んだ呼吸音を確認する。
③1~2ミリリットルの水を嚥下させる。
④咳は行わせず呼気をさせ、②の呼吸音と比較する。
[判定]
湿性音や喘鳴→誤嚥や咽頭残留の可能性を示唆する。
[目的]
嚥下後の呼吸音を聴取し、咽頭期障害を判定。
[方法]
①検査前に、強い咳を複数回行わせ貯留物を喀出させる。
②澄んだ呼吸音を確認する。
③1~2ミリリットルの水を嚥下させる。
④咳は行わせず呼気をさせ、②の呼吸音と比較する。
[判定]
湿性音や喘鳴→誤嚥や咽頭残留の可能性を示唆する。
需要高まる介護食 食べやすさもおいしさも - MSN産経ニュース
https://www.st-medica.com/2012/09/msn.html?hl=en需要高まる介護食 食べやすさもおいしさも - MSN産経ニュース
市販の介護食が変わりつつある。高級な食材を使い本格的な味付けで、外見も一般食と見間違えそうなレトルトのパッケージに包まれた新タイプが、スーパーなどのコーナーに登場し始めているのだ。生きる上で何よりも大事な食生活。食べやすさとともにおいしさも兼ね備えた介護 ...
詳しくはこちら
【くらしナビ】 需要高まる介護食 食べやすさもおいしさも
MSN産経ニュース
介護食おせち.まもなく予約販売開始介護ニュース
高齢化社会に求められるソフト食の介護食おせち料理を大手総合スーパーで販売しますSankeiBiz
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糖尿病足病変(diabetic foot)
https://www.st-medica.com/2012/09/dm-diabetic-foot-care.html?hl=en糖尿病足病変(diabetic foot)
糖尿病足病変(diabetic foot)
神経障害や種々の程度の末梢血管病変を伴った下肢に生ずる感染症や潰瘍、および深部組織の破壊のことで、糖尿病による神経障害・血管障害によって生じる。足病変は、場合によっては下肢切断や、感染症による敗血症を招き、生命予後や QOL に大きく関与する。糖尿病足病変予防のためには定期的な足のチェックとフォローが必要であり、これをフットケアと称する。
フットケアは医療者が定期的に患者さんに行うことも大切だが、何より患者さん自身で行うことが重要となる。
具体的には①患者さんと家族へのフットケアの重要性の啓発、②足の観察、③適切な爪の手入れ、④皮膚乾燥に対する保湿剤の使用、⑤胼胝・鶏眼に対する適切な処置、⑥適切な靴・靴下の選択、⑦やけど・外傷に対する注意、⑧禁煙、などです。足病変のリスクとして、男性、高齢、長期間の糖尿病歴、高血糖、神経障害、視力障害、血流障害、腎障害、足変形、胼胝・鶏眼、足病変既往歴、不適切な履物、患者さんのノンコンプライアンスなどが挙げられる。
糖尿病 炎症性サイトカイン
https://www.st-medica.com/2012/09/dm-xylocaine.html?hl=en糖尿病 炎症性サイトカイン
糖尿病 炎症性サイトカイン
肥満に伴うインスリン抵抗性や動脈硬化の進展には、炎症性サイトカインが大きく関わっている。その機序として肥満者の脂肪組織、とくに内臓脂肪には、炎症を誘発する細胞であるマクロファージの浸潤や大型脂肪細胞が存在し、これらの細胞による炎症性サイトカインの分泌増加が認められている。その結果、炎症性サイトカインはインスリン抵抗性を起こすほか、血管内皮細胞の機能の異常を来し動脈硬化を促進させる。また、糖尿病による細小血管症の発症機序にも、高血糖による炎症性サイトカインの分泌促進が関与している。
サイトカインとは細胞間の情報を伝達する分子で、免疫系や炎症、造血などの機能に関与している。炎症性サイトカインにはインターロイキン(interleukin;IL)-1 や IL-6、腫瘍壊死因子(tumor
necrosis factor;TNF)- αなどがあり、炎症を誘導する。一方、炎症を抑制するサイトカインもある。
ブレーデンスケール (Braden Scale) 褥瘡評価
https://www.st-medica.com/2012/09/braden-scale.html?hl=enブレーデンスケール (Braden Scale) 褥瘡評価
ブレーデンスケール (Braden Scale) 褥瘡評価
ブレーデンスケールとは
プレーデンスケールは、米国Braden博士とBergstrom博士が開発したBraden Scaleを、日本語に翻訳し導入したものである。知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態摩擦とずれの6項目からなり、1点〔最も悪い〕から4点〔最も良い〕(摩擦とずれは1~3点)で採点し、最低6点から最高23点の範囲となり、点数が低いほど褥瘡発生の危険が高いとするものである。日本では病院は14点以下、老人ホームや在宅は16点以下になると褥瘡が発生しやすいといわれている。このスケールの導入により褥瘡発生率が6分野1に減少したというエビデンスがある。
いつ、どのような頻度で、誰が判断するとよいか
Bradenらによると、初回の採点時期は患者が入院してから24~48時間以内に行うとしている。しかし、寝たきりの状態、つまり可動性、活動性が低下し、いずれかが2点以下になったときから採点を始めるとよい。また採点の頻度は,急性期においては48時間ごと,慢性期では1週間ごとに行う。高齢者の場合は、入院後1ヵ月間は1週間ごと、その後状態の変化がない場合は3ヵ月ごとに1回の採点を目安とする。
評価表はこちら↓
閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans;ASO)
https://www.st-medica.com/2012/09/arteriosclerosis-obliterans-aso.html?hl=en閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans;ASO)
閉塞性動脈硬化症(ASO)
閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis
obliterans;ASO)とは、動脈硬化により末梢動脈の内腔に狭窄・閉塞が起こり、循環障害を来した状態のことをいう。欧米のガイドライン「Trans-Atlantic Inter-Society Consensus;TASC」では、日本の ASO にあたる末梢閉塞性動脈疾患を「末梢動脈疾患(peripheral arterial
disease;PAD)」の名称で統一している。
治療として、リスクファクター管理(喫煙、肥満、脂質異常症、高血圧、耐糖能障害など)、運動療法、内服治療(血管拡張薬、抗血小板薬など)、血行再建術(血管内治療、外科バイパス術)、また高度先進医療に認可された血管再生療法も行われている。
血管再生療法は、患者さん自身の骨髄液を採取し、必要な細胞を分離し、それを虚血肢の筋肉内に分割注入するものである。
さらに、遺伝子導入を用いた血管新生療法も検討される。
糖尿病 シックデイ(sick day)
https://www.st-medica.com/2012/09/diabetes-mellitus-dm-sick-day.html?hl=en糖尿病 シックデイ(sick day)
シックデイ(sick day)
糖尿病患者においては急性感染症、急性消化器疾患、外傷、急性ストレスなどが生じた状態を意味する。シックデイでは、食事摂取不足や嘔吐・下痢・発熱などによる脱水、またストレスホルモンや炎症性サイトカインによるインスリンの抵抗性増大と分泌低下により代謝失調を来し、低血糖や高血糖、さらに重症化すると糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧昏睡に陥ることがある。
糖尿病患者においては急性感染症、急性消化器疾患、外傷、急性ストレスなどが生じた状態を意味する。シックデイでは、食事摂取不足や嘔吐・下痢・発熱などによる脱水、またストレスホルモンや炎症性サイトカインによるインスリンの抵抗性増大と分泌低下により代謝失調を来し、低血糖や高血糖、さらに重症化すると糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧昏睡に陥ることがある。
シックデイの基本的な対処方法は、①安静、②脱水と糖質摂取不足(ケトーシスを引き起こしやすくなる)を防止するため 1L/day 以上の水分と 100 ~ 150 g 以上の糖質の摂取する、③血糖自己測定が可能であれば測定回数を増やす、④食事摂取が十分な場合、服薬は通常どおりとする、⑤ 1 型糖尿病ではインスリンを中止しない、⑥症状が強く、改善が認められないときは医療機関を受診する、などある。また内服薬の種類によっては中止が望ましいものもある。
Scale for Contraversive Pushing (SCP)
https://www.st-medica.com/2012/09/scale-for-contraversive-pushing-scp.html?hl=enScale for Contraversive Pushing (SCP)
Scale for Contraversive Pushing (SCP)
SCPは、プッシャー症候群に対する評価です。
SCPは自然な姿勢で垂直性、非麻痺側上下肢の外転・伸展(押す現象)、抵抗の3項目を座位と立位で評価し、pushing がない場合は 0、最重症の場合は 6 となるスケールです。
①姿勢(麻痺側への傾斜)
傾きがひどく転倒する 1
転倒しないが大きく傾いている 0.75
軽度傾いている 0.25
傾いていない 0
②外転と伸展(押す現象の有無)
姿勢を保持している状態で押してしまう 1
動作に伴い押してしまう 0.5
押す現象はない 0
③修正への抵抗
正中位へと修正すると抵抗する 1
抵抗しない 0
①、②、③の各項目各々≧1 の時 pushing があると判定する。
基準1:合計>0、基準2:各項目>0、結果として合計≧1.75、基準3:各項目≧1、結果として合計≧3(Original)で、この中で、基準2と3がCutoff値として有効であるとされています。このCutoff値を用いて、pushingの症状の有無や重症度を判定することで予後予測や介入プログラム立案に活用できます。
おむつの交換が不要に…介護用の自動排泄処理ロボを大阪のベンチャーが開発 - ZAKZAK
https://www.st-medica.com/2012/09/zakzak.html?hl=enおむつの交換が不要に…介護用の自動排泄処理ロボを大阪のベンチャーが開発 -
ZAKZAK
2010年の上海万博に壁面を上り下りする世界初の人型ロボットを出展したことで知られる制御機器開発ベンチャー、マッスル(大阪市淀川区)は20日、便と尿を自動的に判別して吸引と洗浄、除菌を行う、おむつ代わりの介護用自動排泄処理装置を開発したと発表した。玉井博文 ...
ZAKZAK
詳しくはこちら
おむつの交換が不要に…介護用の自動排泄処理ロボを大阪のベンチャーが開発 ZAKZAK
上田12グレード 上肢 下肢
https://www.st-medica.com/2012/09/ueda12.html?hl=en上田12グレード 上肢 下肢
上田12グレード 上肢 下肢
0 | 1(連合反応) | 不十分(2,3,4も不十分) | Ⅰ |
1 | 1(連合反応) | 十 分 | Ⅱ-1 |
2 | 2(随意収縮) | 十 分 | Ⅱ-2 |
3 | 3,4 (共同運動) | 一方不可能・他方不十分 | Ⅲ-1 |
4 | 両方ともに不十分または 一方不可能・他方十分 | Ⅲ-2 | |
5 | 一方十分・他方不十分 | Ⅲ-3 | |
6 | 両方ともに十分 | Ⅲ-4 | |
7 | 5,6,7 (ステージⅣのテスト) | 1つが十分 | Ⅳ-1 |
8 | 2つ以上が十分 | Ⅳ-2 | |
9 | 8,9,10 (ステージⅤのテスト) | 1つが十分 | Ⅴ-1 |
10 | 2つが十分 | Ⅴ-2 | |
11 | 3つが十分 | Ⅴ-3 | |
12 | 11 (スピードテスト) | ステージⅤのテストが3つとも十分で、 かつスピードテストが十分 | Ⅵ |
「第2の認知症」を知ろう - 介護ニュース
https://www.st-medica.com/2012/09/blog-post_943.html?hl=en「第2の認知症」を知ろう - 介護ニュース
2012年10月30日、日本認知症コミュニケーション協議会主催で、第二の認知症といわれる「レビー小体型認知症」を知り、学び、広めるためのフォーラムが開催される。 当日は、レビー小体型認知症研究会の事務局長による講演「レビー小体型認知症を知ってますか?
介護ニュース
詳しくはこちら
「第2の認知症」を知ろう 介護ニュース
後悔しないための決断 - 読売新聞
https://www.st-medica.com/2012/09/blog-post_16.html?hl=en後悔しないための決断 - 読売新聞
飲み仲間もいますが、世代的に親たちの介護の悩みを抱えている人が多い。私が母のことを話すうちに、それぞれの家庭のことを話し始めるようになりました。一人で深刻になって行き詰まるより、いろんな人と会話してつながりを深めていけば、気持ちも少し楽になります。
読売新聞
詳しくはこちら
後悔しないための決断 読売新聞
メディカルプロジェクトが離床センサー 要介護者の呼吸など感知 - 日本経済新 聞
https://www.st-medica.com/2012/09/blog-post_5739.html?hl=enメディカルプロジェクトが離床センサー 要介護者の呼吸など感知 - 日本経済新
聞
医療機器製造・販売のメディカルプロジェクト(静岡市、森典昭社長)は要介護者のベッド上のわずかな動きを感知できるセンサーシステムを開発した。高感度のセンサーを採用し、呼吸や心拍など微小な動きを感知できるようにした。10月から全国の介護福祉施設や医療機関など...
日本経済新聞
詳しくはこちら
メディカルプロジェクトが離床センサー 要介護者の呼吸など感知 日本経済新聞
介護セミナー「老人ホームの基礎知識と選び方」有料老人ホーム情報館 - 介護 ニュース
https://www.st-medica.com/2012/09/blog-post_13.html?hl=en介護セミナー「老人ホームの基礎知識と選び方」有料老人ホーム情報館 - 介護
ニュース
プレスリリース ゼロ | 有料老人ホーム情報館を運営している株式会社ケアプロデュースは、9月22日に介護付有料老人ホームメディカルホーム/くらら青葉台で開催される介護セミナー(主催:株式会社ベネッセスタイルケア)において「老人ホームの基礎知識と選び方」の講演を行う。 詳しくはこちら |
免荷 部分荷重 全荷重
https://www.st-medica.com/2012/09/nwb-pwb-fwb.html?hl=en免荷 部分荷重 全荷重
免荷 部分荷重 全荷重
骨折、靭帯損傷、変形性股関節・膝関節症などの疾患や手術後の患肢安静のため、患肢に体重をかけて歩行できない時期がある。歩行訓練は、免荷(non weight bearing;NWB)、 部分荷重(partial weight bearing;PWB)と進み、経過を見ながら段階を踏んで、全荷重(full weight bearing;FWB)で歩行できるように進めていく。
○ 免荷とは、患肢にまったく体重をかけない状態。
入院中の移動には、車椅子もしくは両松葉杖を使用する。
両松葉杖で歩行する患者は、片足で歩行しなければならない状態に加え、患部に装具を使用するなど、バランスが不良となりやすく、転倒への注意が必要となる。
○ 部分荷重とは、荷重コントロールが必要な状態。
部分荷重の歩行訓練を開始する前に、患肢を体重計にのせ、決められた荷重の感覚を覚えてもらう訓練をする。歩行訓練は 1/3荷重、1/2 荷重、2/3 荷重と進む。
たとえば、体重が 60kg の場合、1/3 荷重は 20kg、1/2 荷重は 30kg、2/3 荷重は 40kg の荷重をかけて歩行訓練をする。歩行訓練に使用する杖は、バランスや荷重制限、麻痺などに応じて選択する。
○ 全荷重とは、歩行や移乗時の荷重の制限がない状態。
高齢者や麻痺のある患者など部分荷重が困難な場合は、全荷重の可能な時期を待って、部分荷重をせず歩行訓練をすることがある。
持続的他動運動 CPM continuous passive motion
https://www.st-medica.com/2012/09/cpm-continuous-passive-motion.html?hl=en持続的他動運動 CPM continuous passive motion
持続的他動運動 CPM continuous passive motion
人が日常生活を円滑に送るためには、各関節が無理なく動くことが必要となる。しかし、さまざまな要因で関節可動域の縮小、関節拘縮、手術後の腫脹・疼痛などが発生し、不自由な生活を送ることになる。CPM(continuous
passive motion)は、人工膝・股関節置換術、膝靭帯再建術、膝関節授動術、大腿骨骨折術後などに行われる、持続的他動運動です。ただし術後感染の見られる場合は禁忌となる。
⃝ CPM のポイント
・ 作動中に CPM の位置がずれると十分な膝の動きが得られないことがあるため、ベッドを水平にし、器械を足元のベッド柵につけ安定させる。
・ 個人専用ではないので、靴下やタオルを使用する。
・ 脚の長さの設定は身長を目安にロッキングレバーを使用して、A から I の間で調整する。たとえば、身長 130cm の場合は B に、135cm の場合は B と C の間に設定する。
・ 足底板に踵をつけ、膝の関節がターゲット線上にくるよう調節する。長さが適切でないと、設定した可動域で訓練ができない。また、設定した長さの記録を残しておくと、開始がスムーズになる。
・ CPM 施行後、疼痛・熱感・腫脹が出現することがあるため、運動終了時には観察し、熱感があればクーリングして安静にする。
・ 人工骨頭置換術・人工股関節全置換術後の場合、器械の装着時や除去時に禁忌肢位をとり股関節脱臼の可能性があるため、禁忌肢位を防止する。
・ コントロールパネルは固定されていないため、落下し破損しないよう注意する。
ALSの原因たんぱく質を解析 日英が共同研究 - 日本経済新聞
https://www.st-medica.com/2012/09/blog-post_12.html?hl=enALSの原因たんぱく質を解析 日英が共同研究 - 日本経済新聞
東京都医学総合研究所や筑波大学など日英の共同研究グループは、思うように体が動かなくなる神経系の難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)や若年性認知症などの原因たんぱく質の詳しい解析に成功した。このたんぱく質は脳や脊髄の神経細胞にたまるが、種類が同じでも、 ...
日本経済新聞
詳しくはこちら
ALSの原因たんぱく質を解析 日英が共同研究 日本経済新聞
介護で減収2割超、半減世帯も 民間の実態調査 - 47NEWS
https://www.st-medica.com/2012/09/47news.html?hl=en介護で減収2割超、半減世帯も 民間の実態調査 - 47NEWS
介護で減収2割超、半減世帯も 民間の実態調査. 介護を始めてから世帯収入が減ったのは20%超—。家族介護に伴う働き方の変化が家計に深刻な影響を与えている現状が、明治安田生活福祉研究所(東京)の実態調査で明らかになった。 半分以下になったと答えた人も10% ...
47NEWS
詳しくはこちら
介護で減収2割超、半減世帯も 民間の実態調査 47NEWS
脳卒中機能評価法 (SIAS:Stroke Impairment Assessment Set)
https://www.st-medica.com/2012/09/sias-stroke-impairment-assessment-set.html?hl=en脳卒中機能評価法 (SIAS:Stroke Impairment Assessment Set)
脳卒中機能評価法 (SIAS:Stroke Impairment Assessment Set)
〈運動機能〉
1)上肢近位(knee-mouth test)
座位において患肢の手部を対側膝(大腿)上より挙上し、手部を口まで運ぶ。この際、肩は90°まで外転させる。そして膝上まで戻す。
これを3回繰り返す。肩、肘関節に拘縮が存在する場合は可動域内での運動をもって課題可能と判断する。
0:全く動かない。
1: 肩のわずかな動きがあるが手部が乳頭に届かない。
2:肩肘の共同運動があるが手部が口に届かない。
3: 課題可能。中等度のあるいは著明なぎこちなさあり。
4:課題可能。軽度のぎこちなさあり。
5:健側と変わらず、正常。
2)上肢遠位(finger-function test)
手指の分離運動を、母指~小指の順に屈曲、小指~母指の順に伸展することにより行う。
0:全く動かない。
1:1A:わずかな動きがある。または集団屈曲可能。
1B:集団伸展が可能。
1C:分離運動が一部可能。
2: 全指の分離運動可能なるも屈曲伸展が不十分である。
3: 課題可能(全指の分離運動が十分な屈曲伸展を伴って可能)。中等度のあるいは著明なぎこちなさあり。
4:課題可能。軽度のぎこちなさあり。
5:健側と変わらず、正常。
3)下肢近位(股)(hip-flexion test)
座位にて股関節を90°より最大屈曲させる。3回行う。
必要ならば座位保持のための介助をして構わない。
0:全く動かない。
1: 大腿にわずかな動きがあるが足部は床から離れない。
2: 股関節の屈曲運動あり、足部は床より離れるが十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
4)下肢近位(膝)(knee-extension test)
座位にて膝関節を90°屈曲位から十分伸展(-10°程度まで)させる。3回行う。必要ならば座位保持のための介助をして構わない。
0:全く動かない。
1: 下腿にわずかな動きがあるが足部は床から離れない。
2: 膝関節の伸展運動あり、足部は床より離れるが、十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
5)下肢遠位(foot-pat test)
座位または臥位、座位は介助しても可。踵部を床につけたまま、足部の背屈運動を協調しながら背屈・底屈を3回繰り返し、その後なるべく早く背屈を繰り返す。
0:全く動かない。
1: わずかな背屈運動があるが前足部は床から離れない。
2: 背屈運動あり、足部は床より離れるが十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
〈筋緊張〉
6)上肢筋緊張 U/E muscle tone
肘関節を他動的に伸展屈曲させ、筋緊張の状態を評価する。
0:上肢の筋緊張が著明に亢進している。
1:1A:上肢の筋緊張が中等度(はっきりと)亢進している。
1B:他動的筋緊張の低下。
2:上肢の筋緊張が軽度(わずかに)亢進している。
3:正常、健側と対称的。
7)下肢筋緊張 L/E muscle tone
膝関節の他動的伸展屈曲により評価する。
6の「上肢」を「下肢」に読み替える。
8)上肢健反射 U/E DTR(biceps or triceps)
0: bicepsあるいはtriceps反射が著明に亢進している。あるいは容易にclonus(肘、手関節)が誘発される。
1:1A: bicepsあるいはtriceps反射が中等度(はっきりと)に亢進している。
1B: bicepsあるいはtriceps反射がほぼ消失している。
2: bicepsあるいはtriceps反射が軽度(わずかに)亢進。
3: bicepsあるいはtriceps反射とも正常。健側と対称的。
9)下肢反射 L/E DTR(PTR or ATR)
0、1B、2、3: biceps、tricepsをPTR、ATRと読み替える。
1:1A: PTRあるいはATR反射が中等度(はっきりと)に亢進している。unsustained clonusを認める。
〈感覚〉
10)上肢触覚 U/E light touch(手掌)
0:強い皮膚刺激もわからない。
1:重度あるいは中等度低下。
2: 軽度低下、あるいは主観的低下、または異常感覚あり。
3:正常。
11)下肢触覚 L/E light touch(足底)
0~3:上肢触覚の定義と同一。
12)上肢位置覚 U/E position(母指or示指)
指を他動的に運動させる。
0:全可動域の動きもわからない。
1:全可動域の運動なら方向がわかる。
2:ROMの1割以上の動きなら方向がわかる。
3:ROMの1割未満の動きでも方向がわかる。
13)下肢位置覚 L/E position(母趾)
趾を他動的に運動させる。
0:全可動域の動きもわからない。
1:全可動域の運動なら方向がわかる。
2:ROMの5割以上の動きなら方向がわかる。
3:ROMの5割未満の動きでも方向がわかる。
〈関節可動域、疼痛〉
14)上肢関節可動域 U/E ROM
他動的肩関節外転を行う。
0:60°以下。
1:90°以下。
2:150°以下。
3:150°以上。
15)下肢関節可動域 L/E ROM
膝伸展位にて他動域足関節背屈を行う。
0:-10°以下。
1:0°以下。
2:10°以下。
3:10°以上。
16)疼痛 pain
脳卒中に由来する疼痛の評価を行う。既往としての整形外科的(腰痛など)、内科的(胆石など)疼痛は含めない。また過度でない拘縮伸長時のみの痛みも含めない。
0:睡眠を妨げるほどの著しい疼痛。
1:中等度の疼痛。
2:加療を要しない程度の軽度の疼痛。
3:疼痛の問題がない。
〈体幹機能〉
17)垂直性 verticality test
0:座位がとれない。
1: 静的座位にて側方性の姿勢異常があり、指摘・指示にても修正されず、介助を要する。
2: 静的座位にて側方性の姿勢異常(傾で15°以上)があるが、指示にてほぼ垂直位に修正・維持可能である。
3:静的座位は正常。
18)腹筋 abdominal MMT
車椅子または椅子に座り、臀部を前にずらし、体幹を45度後方へ傾け、背もたれによりかかる。大腿部が水平になるように検者が押さえ、体幹を垂直位まで起き上がらせる。検者が抵抗を加える場合には、胸骨上部を押さえること。
0:垂直位まで起き上がれない。
1:抵抗を加えなければ起き上がれる。
2:軽度の抵抗に抗して起き上がれる。
3:強い抵抗に抗して起き上がれる。
〈高次脳機能〉
19)視空間認知 visuo-spatial deficit
50cmのテープを眼前約50cmに提示し、中央を健側指で示させる。2回行い、中央よりのずれの大きい値を採用する。
0:15cm以上。
1:5cm以上。
2:3cm以上。
3:3cm未満。
20)言語 speech
失語症に関して評価する。構音障害はこの項目には含めない。
0:全失語症。まったくコミュニケーションがとれない。
1:1A: 重度感覚性失語症(重度混合性失語症も含む)。
1B:重度運動性失語症。
2:軽度失語症。
3:失語症なし。
〈健側機能〉
21)握力 gripstrength
座位で握力計の握り幅を約5cmにして計測する。健側の具体的kg数を記載すること。参考として。
0:握力0kg。
1:握力10kg以下。
2:握力10~20kg。
3:握力25kg以上。
22)健側大腿四頭筋力 quadriceps MMT
座位における健側膝伸展筋力を評価する。
0:重力に抗しない。
1:中等度に筋力低下。
2:わずかな筋力低下。
3:正常。
(里宇明元, 園田茂, 道免和久;千野直一編著. 脳卒中患者の機能評価-SIASとFIMの実際. Springer;1997)
http://www.jsts.gr.jp/guideline/350_351.pdf
より抜粋
〈運動機能〉
1)上肢近位(knee-mouth test)
座位において患肢の手部を対側膝(大腿)上より挙上し、手部を口まで運ぶ。この際、肩は90°まで外転させる。そして膝上まで戻す。
これを3回繰り返す。肩、肘関節に拘縮が存在する場合は可動域内での運動をもって課題可能と判断する。
0:全く動かない。
1: 肩のわずかな動きがあるが手部が乳頭に届かない。
2:肩肘の共同運動があるが手部が口に届かない。
3: 課題可能。中等度のあるいは著明なぎこちなさあり。
4:課題可能。軽度のぎこちなさあり。
5:健側と変わらず、正常。
2)上肢遠位(finger-function test)
手指の分離運動を、母指~小指の順に屈曲、小指~母指の順に伸展することにより行う。
0:全く動かない。
1:1A:わずかな動きがある。または集団屈曲可能。
1B:集団伸展が可能。
1C:分離運動が一部可能。
2: 全指の分離運動可能なるも屈曲伸展が不十分である。
3: 課題可能(全指の分離運動が十分な屈曲伸展を伴って可能)。中等度のあるいは著明なぎこちなさあり。
4:課題可能。軽度のぎこちなさあり。
5:健側と変わらず、正常。
3)下肢近位(股)(hip-flexion test)
座位にて股関節を90°より最大屈曲させる。3回行う。
必要ならば座位保持のための介助をして構わない。
0:全く動かない。
1: 大腿にわずかな動きがあるが足部は床から離れない。
2: 股関節の屈曲運動あり、足部は床より離れるが十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
4)下肢近位(膝)(knee-extension test)
座位にて膝関節を90°屈曲位から十分伸展(-10°程度まで)させる。3回行う。必要ならば座位保持のための介助をして構わない。
0:全く動かない。
1: 下腿にわずかな動きがあるが足部は床から離れない。
2: 膝関節の伸展運動あり、足部は床より離れるが、十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
5)下肢遠位(foot-pat test)
座位または臥位、座位は介助しても可。踵部を床につけたまま、足部の背屈運動を協調しながら背屈・底屈を3回繰り返し、その後なるべく早く背屈を繰り返す。
0:全く動かない。
1: わずかな背屈運動があるが前足部は床から離れない。
2: 背屈運動あり、足部は床より離れるが十分ではない。
3~5:knee-mouth testの定義と同一。
〈筋緊張〉
6)上肢筋緊張 U/E muscle tone
肘関節を他動的に伸展屈曲させ、筋緊張の状態を評価する。
0:上肢の筋緊張が著明に亢進している。
1:1A:上肢の筋緊張が中等度(はっきりと)亢進している。
1B:他動的筋緊張の低下。
2:上肢の筋緊張が軽度(わずかに)亢進している。
3:正常、健側と対称的。
7)下肢筋緊張 L/E muscle tone
膝関節の他動的伸展屈曲により評価する。
6の「上肢」を「下肢」に読み替える。
8)上肢健反射 U/E DTR(biceps or triceps)
0: bicepsあるいはtriceps反射が著明に亢進している。あるいは容易にclonus(肘、手関節)が誘発される。
1:1A: bicepsあるいはtriceps反射が中等度(はっきりと)に亢進している。
1B: bicepsあるいはtriceps反射がほぼ消失している。
2: bicepsあるいはtriceps反射が軽度(わずかに)亢進。
3: bicepsあるいはtriceps反射とも正常。健側と対称的。
9)下肢反射 L/E DTR(PTR or ATR)
0、1B、2、3: biceps、tricepsをPTR、ATRと読み替える。
1:1A: PTRあるいはATR反射が中等度(はっきりと)に亢進している。unsustained clonusを認める。
〈感覚〉
10)上肢触覚 U/E light touch(手掌)
0:強い皮膚刺激もわからない。
1:重度あるいは中等度低下。
2: 軽度低下、あるいは主観的低下、または異常感覚あり。
3:正常。
11)下肢触覚 L/E light touch(足底)
0~3:上肢触覚の定義と同一。
12)上肢位置覚 U/E position(母指or示指)
指を他動的に運動させる。
0:全可動域の動きもわからない。
1:全可動域の運動なら方向がわかる。
2:ROMの1割以上の動きなら方向がわかる。
3:ROMの1割未満の動きでも方向がわかる。
13)下肢位置覚 L/E position(母趾)
趾を他動的に運動させる。
0:全可動域の動きもわからない。
1:全可動域の運動なら方向がわかる。
2:ROMの5割以上の動きなら方向がわかる。
3:ROMの5割未満の動きでも方向がわかる。
〈関節可動域、疼痛〉
14)上肢関節可動域 U/E ROM
他動的肩関節外転を行う。
0:60°以下。
1:90°以下。
2:150°以下。
3:150°以上。
15)下肢関節可動域 L/E ROM
膝伸展位にて他動域足関節背屈を行う。
0:-10°以下。
1:0°以下。
2:10°以下。
3:10°以上。
16)疼痛 pain
脳卒中に由来する疼痛の評価を行う。既往としての整形外科的(腰痛など)、内科的(胆石など)疼痛は含めない。また過度でない拘縮伸長時のみの痛みも含めない。
0:睡眠を妨げるほどの著しい疼痛。
1:中等度の疼痛。
2:加療を要しない程度の軽度の疼痛。
3:疼痛の問題がない。
〈体幹機能〉
17)垂直性 verticality test
0:座位がとれない。
1: 静的座位にて側方性の姿勢異常があり、指摘・指示にても修正されず、介助を要する。
2: 静的座位にて側方性の姿勢異常(傾で15°以上)があるが、指示にてほぼ垂直位に修正・維持可能である。
3:静的座位は正常。
18)腹筋 abdominal MMT
車椅子または椅子に座り、臀部を前にずらし、体幹を45度後方へ傾け、背もたれによりかかる。大腿部が水平になるように検者が押さえ、体幹を垂直位まで起き上がらせる。検者が抵抗を加える場合には、胸骨上部を押さえること。
0:垂直位まで起き上がれない。
1:抵抗を加えなければ起き上がれる。
2:軽度の抵抗に抗して起き上がれる。
3:強い抵抗に抗して起き上がれる。
〈高次脳機能〉
19)視空間認知 visuo-spatial deficit
50cmのテープを眼前約50cmに提示し、中央を健側指で示させる。2回行い、中央よりのずれの大きい値を採用する。
0:15cm以上。
1:5cm以上。
2:3cm以上。
3:3cm未満。
20)言語 speech
失語症に関して評価する。構音障害はこの項目には含めない。
0:全失語症。まったくコミュニケーションがとれない。
1:1A: 重度感覚性失語症(重度混合性失語症も含む)。
1B:重度運動性失語症。
2:軽度失語症。
3:失語症なし。
〈健側機能〉
21)握力 gripstrength
座位で握力計の握り幅を約5cmにして計測する。健側の具体的kg数を記載すること。参考として。
0:握力0kg。
1:握力10kg以下。
2:握力10~20kg。
3:握力25kg以上。
22)健側大腿四頭筋力 quadriceps MMT
座位における健側膝伸展筋力を評価する。
0:重力に抗しない。
1:中等度に筋力低下。
2:わずかな筋力低下。
3:正常。
(里宇明元, 園田茂, 道免和久;千野直一編著. 脳卒中患者の機能評価-SIASとFIMの実際. Springer;1997)
http://www.jsts.gr.jp/guideline/350_351.pdf
より抜粋
日本版modified Rankin Scale(mRS)脳梗塞 判定基準書
https://www.st-medica.com/2012/09/modied-rankin-scale-mrs.html?hl=en日本版modified Rankin Scale(mRS)脳梗塞 判定基準書
日本版modified Rankin Scale(mRS)脳梗塞 判定基準書
0 まったく症候がない
自覚症状および他覚徴候がともにない状態である
1 症候はあっても明らかな障害はない:
日常の勤めや活動は行える
自覚症状および他覚徴候はあるが、発症以前から行っていた仕事や活動に制限はない状態である
2 軽度の障害:
発症以前の活動がすべて行えるわけではないが、自分の身の回りのことは介助なしに行える
発症以前から行っていた仕事や活動に制限はあるが、日常生活は自立している状態である
3 中等度の障害:
何らかの介助を必要とするが、歩行は介助なしに行える
買い物や公共交通機関を利用した外出などには介助を必要とするが、通常歩行、食事、身だしなみの維持、トイレなどには介助を必要としない状態である
4 中等度から重度の障害:
歩行や身体的要求には介助が必要である通常歩行、食事、身だしなみの維持、トイレなどには介助を必要とするが、持続的な介護は必要としない状態である
5 重度の障害:
寝たきり、失禁状態、常に介護と見守りを必要とする
常に誰かの介助を必要とする状態である
関節可動域 (ROM:range of motion)
https://www.st-medica.com/2012/09/rom-range-of-motion.html?hl=en関節可動域 (ROM:range of motion)
関節可動域 (ROM:range of motion)
ROM とは関節可動域(range of motion)のことで、四肢および体幹の関節を他動的あるいは自動的に運動させた場合の可動範囲のことを指します。
ROM は関節構造の特徴や筋、腱、靱帯、皮膚などの関節外構造の伸展の程度によって規定されます。関節構造や軟部組織の伸展性には個人差があり、肥満度、性別、年齢も影響します。
ROM の主な制限因子は、①関節性因子(骨折後の変形治癒、変形性関節疾患など関節を構成する骨性因子の障害)
②関節包、靱帯など関節を構成する軟部組織性因子 ③疼痛性
因子 ④関節の上を覆う軟部組織性因子(皮膚や筋の短縮)
⑤神経学的因子(痙縮など)が挙げられます。
ROM が制限されると、日常生活を行っていくうえでさまざまな障害が生じます。上肢の ROM 制限は食事、整容、更衣、入浴、排便といった身の回りの動作に影響します。下肢の ROM 制限は和式生活を困難にし、歩行障害の原因になる場合があります。股関節・膝関節の屈曲制限(曲げる角度に制限がある状態)では、畳や椅子に座る動作、あるいはトイレ動作に支障をきたすことがあります。
また股関節・膝関節の伸展制限(伸ばす角度に制限がある状態)では、立ち上がり動作や立位保持、歩行に支障をきたすことがあります。
ROM を測定することは、可動制限のある関節を見つけてその程度を判定することで、日常生活動作能力を回復させる治療プログラムを立てる際に役立ちます。日常生活動作においてどの関節が問題となり、どのような治療が必要であるか考えることができます。
また、仮に関節に可動制限が残ってしまう場合であっても、その身体機能で日常生活を自立させるための練習を行うことや、環境を整備すること、補助具(装具やスプリントなど)を使用するか否かの判定の材料となります。
参考資料
認知症施策推進5か年計画で増える認知症高齢者をサポート - 介護ニュース
https://www.st-medica.com/2012/09/5.html?hl=en認知症施策推進5か年計画で増える認知症高齢者をサポート - 介護ニュース
認知症高齢者は2002年からの10年間で倍増し、300万人を超えている現状を踏まえて、認知症疾患医療センターの整備や初期集中支援チームのモデル事業化などにより認知症のサポート基盤の充実を目指します。 認知症疾患医療センターを500か所以上など、患者のサポート ...
認知症ケアに積極姿勢 タウンニュース
詳しくはこちら
認知症施策推進5か年計画で増える認知症高齢者をサポート
介護ニュース
介護ニュース
認知症ケアに積極姿勢 タウンニュース
スマートフォンで高齢者や要介護者をやさしく見守り!~安心・安全に暮らせる地域コミュニティづくりをアシスト~ - SankeiBiz
https://www.st-medica.com/2012/09/sankeibiz.html?hl=enスマートフォンで高齢者や要介護者をやさしく見守り!~安心・安全に暮らせる地域コミュニティづくりをアシスト~ - SankeiBiz
【提案例】-「スマートフォン+カメラ」で高齢者や要介護者を見守り スマートフォンやタブレットPC利用者が、スマートフォンへ専用アプリをダウンロードするだけで、離れて暮らす高齢者や要介護者等の居住宅に設置したカメラの映像を、いつでも、誰でも、簡単に見ることができます。
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タイムアップアンドゴーテスト TUG:Timed Up and Go Test
https://www.st-medica.com/2012/09/timed-up-go-test.html?hl=enタイムアップアンドゴーテスト TUG:Timed Up and Go Test
タイムアップアンドゴーテスト TUG:Timed Up and Go Test
【教示】
「1 回目は、いつも歩いている速さで、3m先のポールを回ってきてください。
回る方向はどちらでもかまいません。戻ってきたらすぐに椅子に腰掛けてください。
2 回目は、出来る限り早く歩いて、3m先のポールを回ってきてください。」
ストップウォッチ、椅子、コーン
【道具】
ストップウォッチ、椅子、コーン
【測定方法】
- 開始肢位は背もたれに軽くもたれかけ、手は大腿部の上に置いた姿勢とします。その際、両足が床に着くように配慮します。
- 椅子から立ち上がり、3m先の目印を回って、再び椅子に座るまでの時間を測定します。0m地点は椅子の前脚とし、3m地点はコーンの中心とします。
- 測定者の掛け声に従い、一連の動作を「通常の歩行速度」と「最大の歩行速度」で 1 回ずつ(計2回)行ってもらいます。
- E-SAS に用いるのは「最大の歩行速度」での値とします。
- 測定者は対象者の身体の一部が動き出すときからお尻が接地するまでの時間を計測します。厳密な規定ではなく、立ってから座るまでとご理解ください。
- コーンの回り方は対象者の自由とします。
- 2 回の測定後、小さい値(速い時間)の方を採用とし、秒数の小数点以下 1 桁までをご記入ください。(2 桁目は四捨五入)
- 日常生活において歩行補助具を使用している場合には、そのままご使用ください。
- 椅子については、オリジナルは肘掛タイプですが、肘掛が無くても構いません。
【 注意すること 】
- 対象者がコーンを回るときに転倒の恐れが高く、座るときに勢いがつきすぎて倒れたりする恐れがあるため、測定者は注意を払うようお願いします。(特に畳の上は滑りやすいので要注意)
- 重要なのは、検査間で測定の条件が異ならないことです。(評価の基準、評価者の技術など)
【カットオフ値】
13.5秒:転倒予測
20秒:屋外外出可能
20秒:屋外外出可能
30秒以上:日常生活動作に要介助
バランス機能評価(Berg Balance Scale/BBS)
https://www.st-medica.com/2012/09/berg-balance-scale-bbs.html?hl=enバランス機能評価(Berg Balance Scale/BBS)
バランス機能評価(Berg Balance
Scale/BBS)
1 立ち上がり(椅子坐位からの立ち上がり)
◇指示:「手を用いずに立って下さい」
4:立ち上がり可能
3:手を用いれば一人で立ち上がり可能
2:数回試した後、手を用いて立ち上がり可能できない
1:立ったり、平衡をとるために最小限の介助が必要
0:立ち上がりに中等度ないし高度な介助が必要
2 立位保持
◇指示:「つかまらずに 2 分間立ったままでいて下さい」
4:安全に 2 分間立位保持可能
3:監視下で 2 分間立位保持可能
2:30 秒間立位保持可能
1:30 秒間立位保持に数回の試行が必要
0:介助なしには 30 秒間立っていられない
※ 2分間安全に立位保持できれば、坐位保持の項目は満点とし、「4 坐り(立位から坐位へ)」の項目にすすむ
3 坐位保持(両足を床につけ、もたれずに坐る)
◇指示:「腕を組んで 2 分間坐って下さい」
4:安全確実に 2 分間坐位をとることが可能
3:監視下で 2 分間坐位をとることが可能
2:30 秒間坐位をとることが可能
1:10 秒間坐位をとることが可能
0:介助なしでは 10 秒間坐位をとることが不可能
4 坐り(立位から坐位へ)
◇指示:「どうぞお坐り下さい」
4:ほとんど手を使用せずに安全に坐ることが可能
3:両手でしゃがみ動作を制御する
2:両下腿背側を椅子に押しつけてしゃがみ動作を制御する
1:坐れるがしゃがみ動作の制御ができない
0:介助しないとしゃがみ動作ができない
5 トランスファー
◇指示: 「車椅子からベッドに移り、また車椅子へ戻って下さい」
◇指示:まず肘掛を使用して移って下さい。次に肘掛を使用しないで移って下さい」
4:ほとんど手を使用せずに安全にトランスファーが可能
3:手を十分に用いれば安全にトランスファーが可能
2:言葉での誘導もしくは監視があればトランスファーが可能
1:トランスファーに介助者 1 名が必要
0:2 名の介助者もしくは安全面での監視が必要
6 立位保持(閉眼での立位保持)
◇指示:「目を閉じて 10 秒間立っていて下さい」
4:安全に 10 秒間閉眼立位可能
3:監視のもとで 10 秒間閉眼立位可能
2:3 秒間は立位保持可能
1:閉眼で 3 秒間立位保持できないが、ぐらつかないで立っていられる
0:転倒しないよう介助が必要
7 立位保持(両足を一緒に揃えた立位保持)
◇指示: 「足を揃えて、何もつかまらずに立っていて下さい」
4:一人で足を揃えることができ、1 分間安全に立位可能
3:一人で足を揃えることができ、1 分間監視
2:一人で足を揃えることはできるが、30 秒立位は不可能
1:開脚立位をとるために介助が必要であるが、足を揃えて 15 秒立位可能
0:開脚立位をとるために介助が必要で、15 秒立位保持不可
※ 以下の項目は、立位保持中に実施する
8 両手前方(上肢を前方へ伸ばす範囲)
◇指示:「両手を 90°上げて下さい。指を伸ばした状態でできるだけ前方に手を伸ばして下さい」
→測定者は、被験者が 90°に上肢を上げたときに指先の先端に定規を当てる。前方に伸ばしている間、定規に指先が触れないようにする。最も前方に傾いた位置で指先が届いた距離を記録する。
4:確実に 25 ㎝以上前方へリーチ可能
3:12.5 ㎝以上安全に前方へリーチ可能
2:5 ㎝以上安全に前方へリーチ可能
1:監視があれば前方へリーチ可能
0:転倒しないように介助が必要
9 拾い上げ(床から物を拾う)
◇指示:「足の前にある靴(あるいはスリッパ)を拾い上げて下さい」
4:安全かつ簡単に靴(あるいはスリッパ)を拾い上げることが可能
3:監視があれば靴(あるいはスリッパ)を拾い上げることが可能
2:独力で平衡を保ったまま 2.5~5 ㎝のところに置いたスリッパまでリーチできるが、拾い上げることはできない
1:検査中監視が必要であり、拾い上げることもできない
0:転倒しないように介助が必要で、検査ができない
10 振り返り(左右の肩越しに後ろを振り向く)
◇指示:「左肩越しに後ろを振り向いて下さい。それができたら今度は右肩越しに後ろを振り向いて下さい」
4:上手に体重移動しながら、両方向から振り向ける
3:一方向からのみ振り向きができる。もう一方向では体重移動が少ない
2:横を向けるだけだが、バランスは保てる
1:振り向く動作中に監視が必要
0:転倒しないように介助が必要
11 360°方向転換(1 回転)
◇指示:「円周上を完全に 1 周回って下さい。いったん止まり、その後反対方向に 1 周回って下さい」
4:4 秒以内に両方向安全に 1 周回ることが可能
3:4 秒以内に一方向のみ安全に 1 周回ることが可能
2:ゆっくりとなら 1 周回ることが可能
1:間近での監視が必要か、言葉での手がかりが必要
0:1 周するのに介助が必要
12 踏み台昇降
◇指示:「足台の上に交互に足をのせて下さい。各足が 4 回ずつ足台にのるまで続けて下さい」
4:支持なしで安全にかつ 20 秒以内に 8 回足のせが可能
3:支持なしで 20 秒以上必要であるが、完全に 8 回足のせが可能
2:監視下であるが、介助不要で、完全に 4 回足のせが可能
1:最小限の介助で、完全に 2 回以上の足のせが可能
0:転倒しないよう介助が必要。または試行不可能
13 タンデム立位(片足を前に出した立位保持)
◇指示:(課題を実地で説明)「一方の足をもう片方の足のすぐ前にまっすぐ置いて下さい。もしできないと感じたならば、前になっている足の踵を、後ろになっている足のつま先から十分に離れたところに置いてみて下さい」
4:単独で継ぎ足を取ることができ、30 秒保持可能
3:単独で足を別の足の前に置くことができ、30 秒保持可能
2:単独で足をわずかにずらし、30 秒保持可能
1:検査姿勢をとるために介助を要するが、15 秒保持可能
0:足を出すとき、または立っているときにバランスを崩してしまう
14 片足立位
◇指示:「どこにもつかまらず、できるだけ長く片足で立っていて下さい」
4:単独で片足を上げ、10 秒以上保持可能
3:単独で片足を上げ、5~10 秒保持可能
2:単独で片足を上げ、3 秒もしくはそれ以上保持可能
1:片足を上げることはできるが、片足立ちを 3 秒保持することができない
0:試行不可能、もしくは転倒予防に介助が必要
カットオフ値
・46点以上 病棟内自立判定基準
・36点以上 病棟内見守り判定基準
カットオフ値
・46点以上 病棟内自立判定基準
・36点以上 病棟内見守り判定基準
より参照
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