長谷川式認知症テスト
正式名称は、改定長谷川式簡易知能スケール(HDS-R)と言います。
HDS-R 改定長谷川式簡易知能スケールの内容
本スケールは1974年に長谷川らによって開発され、1991年に加藤、長谷川らによって改訂されました。
1974年に作成されたスケールから5問が削除、3問が追加され計9問となり、満点が30点となりました。
判定方法
20点以下を認知症、21点以上を否認知症と判定しています。
認知症の重症度別平均得点は示されていますが、重症度分類を行なうことは現時点では考えられていません。
HDS-Rの目的はあくまでも痴呆のスクリーニングであり、重症度の分類ではありませんが、各重傷度別の平均得点は以下のとおりであり、各群間に有意さが認められているため参考下さい。
- 非痴呆:24.27±3.91
- 軽度:19.10±5.04
- 中等度:15.43±3.68
- やや高度:10.73±5.40
- 非常に高度:4.04±2.62
評価用紙はこちら↓
改訂 長谷川式簡易知能評価スケール ( HDS-R)
前進のHDSは
質問にそれぞれ配点されており、満点が32.5点です。
得点によって正常(31.0点以上)、境界(30.5~22.0点)、準認知症(21.5~10.5点)、認知症(10.0点以下)の4段階に当初は分類されていたが、その後帯分類の名称は正常、知能低下+(境界~軽度異常)、知能低下++(中等度異常)、知能低下+++(高度異常)と変更されました。