パーキンソン病の原因・成因
原因はよく分かっていません
* 脳には「黒質」という実際に黒く見える部分がありますが、自分の意志で行う運動には黒質が
作るドーパミンという神経伝達物質が重要です。
* 黒質で作られたドーパミンは大脳の「線条体」という部分に送られます。線条体にはアセチル
コリンという神経伝達物質もあり、ドーパミンとアセチルコリンをもった細胞が線条体でバラン
スよく働いて筋肉に運動の指令を出しています。
* パーキンソン病になると、ドーパミンを作る黒質の神経細胞が減って線条体にドーパミンを十
分送れなくなってしまいます。その結果、線条体がうまく働かなくなり、身体の動きが遅くなっ
たり下手になったりします。