ブルンストロームステージ(Brunnstrom stage:Brs)
https://www.st-medica.com/2012/05/brunnstrom-stagebrs.html?hl=enブルンストロームステージ(Brunnstrom stage:Brs)
ブルンストロームステージ(Brunnstrom stage:Brs)はブルンストローム・リカバリー・ステージ
(Brunnstrom recovery stage)ともよばれています。
スウェーデンのシグネ・ブルンストローム(Signe Brunnstrom)により考案された評価法です。
脳卒中の運動麻痺の回復過程を順序により判断するために考案され、尺度としては順序尺度として用いられています。日本で多用されます。
麻痺の程度は 1 ~ 6 の 6 段階で表され、ローマ数字で表記されます。
Stage Ⅰ=弛緩性麻痺(完全麻痺)
筋肉がダラッと緩んでしまっている状態で、自分ではまったく動かせず(随意的に動かすことはできない)、脳卒中発症早期に見られる。
Stage Ⅱ=連合反応の出現
連合反応が誘発され、体の一部を強く働かせると、他の麻痺した部位まで筋収縮や運動が起こる。例として、「あくび」や「くしゃみ」をしたとたん、上肢では腕や指が曲がり、下肢では足がピンとまっすぐに伸びる。
Stage Ⅲ=共同運動パターンの出現
共同運動では、個々の筋肉だけを動かそうとしても、付随するほかの筋肉までいっしょになって動いてしまう(一定の運動パターン以外の運動ができない)。共同運動には、屈筋共同運動(足や手が全体的に屈曲方向に曲がってしまう)と伸筋共同運動(足や手が全体的に伸びてしまう)2 種類の運動パターンがある。
Stage Ⅳ=分離運動の出現
共同運動のように全体的に動いてしまうのに対して、それぞれの関節が少し分離して動くようになる。
Stage Ⅴ=分離運動の進行
共同運動・痙性の出現が弱くなり、より多くの運動(分離運動)が可能になる。
Stage Ⅵ=さらに分離が進み正常に近づく
共同運動・痙性の影響がほとんどなくなり、運動の協調性や速度も正常化し、個々の関節が自由となる。しかし、その動きは少しぎこちない。
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