摂食・嚥下能力グレード
摂食・嚥下能力のグレードは1993年に発表されて以来学会発表や論文に使用されてきた。
しかし、いわゆる「できる」を評価しているため、嚥下造影や嚥下内視鏡検査に基づいた判断が求めらる。
「グレード」と「レベル」の両方を用いることで治療目標が明確となり、患者さんの指導にも役立ちます。
【Ⅰ重症 経口不可】
Gr.1 嚥下困難または不能 嚥下訓練適応なし
Gr.2 基礎的嚥下訓練のみの適応あり
Gr.3 条件が整えば誤嚥は減り、摂食訓練が可能
【Ⅱ中等症 経口と代替栄養】
Gr.4 楽しみとしての摂食は可能
Gr.5 一部(1-2食)経口摂取が可能
Gr.6 3食経口摂取が可能だが代替栄養が必要
【Ⅲ軽症 経口のみ】
Gr.7 嚥下食で3食とも経口摂取可能
Gr.8特別嚥下しにくい食品を除き3食経口摂取可能
Gr.9常食の経口摂取可能臨床的観察と指導を要する
Gr.10 正常の摂食・嚥下能力
藤島一郎,大野友久 他:「摂食・嚥下状況のレベル評価」簡便な摂食・嚥下評価尺度の開発.リハ医学43:S249,2006
http://www.healthy-food.co.jp/reaflet.pdfより参照
No comments:
Post a Comment