失語症 タイプ分類








失語症 タイプ分類


失語における「発話の流暢性」という概念は,Benson, Geschwind, Goodglassらを中心とす
るボストン学派が完成させた概念で、彼らの失語分類の基本をなす概念でもあります。

「発話の流暢性」,「理解力」,「復唱能力」の3種の二分律で失語を8タイプに分類するやり方であり、
現在もっともよく使われている失語分類です。

この分類法によれば

流暢型失語は

失名辞失語
伝導失語
古皮質性感覚失語
Wernicke失語


の4タイプ。


非流暢型失語は


超皮質性運動失語
Broca失語
混合性超皮質性失語
全失語

の4タイプとなります。




クイジナート フードプロセッサー





三栄コーポレーション、「クイジナート」からおろし機能を追加したフードプロセッサー3機種を発売

おろし機能を追加した、クイジナートの新しいフードプロセッサー登場

 株式会社三栄コーポレーション(東京都台東区、社長 小林敬幸、ジャスダック上場 証券コード 8119、http://www.sanyeicorp.com/)の関係会社で、アメリカ生まれの調理家電ブランド『クイジナート』製品を販売する株式会社クイジナートサンエイは、家電量販店向けに、新たに家庭用フードプロセッサー3機種を発売いたしました。(いずれも価格はオープン価格。)
 サイズ、機能、デザイン別に、これまでもフードプロセッサーを展開してきた同社ですが、新登場の3機種には、通常の機能として「おろし」機能を追加しました。この機能を使えば、力のいる“大根おろし”も、簡単にきめ細やかでふわふわに仕上がり、長芋では、手も痒くなることなく“とろろ”を作ることが出来ます。

 更に、1.0LサイズのDLC-100Jは、「おろし」機能に加えて「薄切り」「細切り」も追加され、従来の「切る・刻む」「こねる」と合わせて5つの機能を搭載しており、毎日のお料理にお使いいただけます。

 また、お料理好きの方だけでなく、離乳食や嚥下(えんげ)食が必要な方、時短調理をしたい方など、より幅広いお客様にクイジナートのフードプロセッサーをお使いいただきたいと願い、「おろし」機能を追加した新登場の3機種全て、従来の同サイズ機種よりもお求めやすい価格を想定しております。この機会に、フードプロセッサーを毎日のお料理にお役立て頂き、多彩なレシピを是非お楽しみください。


 主菜、副菜からデザートまでレシピが満載
 >Cuisinart(R) ホームページ:http://www.cuisinart.co.jp/index.html
 〔株式会社クイジナートサンエイ 概要〕
  本社:東京都中央区日本橋久松町9-9 SCI日本橋ビル3階
  設立:昭和60年6月 資本金:96百万円 社長:高島 良平(*)
  株主:(株)三栄コーポレーション、CONAIR CORPORATION(米国)




高齢者の誤嚥性肺炎





 埼玉県内の有料老人ホームで3月中旬、車いすの男性(86)が、施設の看護師らに介助されながら、ゆでたブロッコリーのかけらを口にしていた。

 内視鏡を男性の鼻から喉へ通し、食道と気管の入り口の様子をモニターに映し出して、うまくのみ込めるかどうかを確認する。画像を見つめていた日本歯科大(東京・千代田区)口腔
こうくう介護・リハビリテーションセンター長の菊谷武さんは「食べ物がうまくのみこめず、気管に入りかかっています」と表情を曇らせた。

 男性は認知症を患っており、介護認定は中程度にあたる要介護3。家族は、かむ習慣を通じて認知症の改善につながることを期待し、普通の食事を希望したが、男性は10日前に食べ物を気管に詰まらせて窒息しかけたばかり。それ以前にも肺炎を何度か繰り返していた。高齢者に多い「誤嚥ごえん
性肺炎」とみられた。

 誤嚥性肺炎は、食べ物などを食道に送り込む「嚥下えんげ反射」や、異物が気管に侵入するのをせき込んで防ぐ「せき反射」の機能が低下することで起きる。

 口の中には、様々な常在菌が潜んでいる。食べ物と一緒に菌が気管内に入ると、体の抵抗力が落ちている高齢者は感染しやすい。

 何度も繰り返すのも誤嚥性肺炎の特徴だ。脳卒中の後遺症などで、運動機能に障害がある場合は特に注意が必要だ。

 治療は、原因として多い肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬を用いる。脱水症状の緩和や栄養補給のため点滴を行うことが多い。

 男性は日ごろから、唾液が喉につかえ、声がガラガラしていた。この日の検査でも、ペースト状の粥かゆがなかなか食道に下りていかず、喉にとどまった。普通の食事では、誤嚥の危険性が高いと考えた菊谷さんは「食べ物をミキサーにかけた食事を続けてほしい」と施設職員に説明した。

 入所前に肺炎を繰り返している高齢者も多い。大半が誤嚥が原因とみられるという。菊谷さんは、福祉施設や在宅療養中の高齢者などの訪問診療を行っている。食べ方の癖やのみ込む能力に合わせて、食べ物の軟らかさや、食べる速さなどを職員や家族に指導し、誤嚥を防ぐためだ。

 菊谷さんは「誤嚥性肺炎を防ぐにはまず、きちんと歯磨きをして口の中の細菌の量を減らす。そして、仮に誤嚥をしても肺炎にならないように、しっかり栄養を取って体力をつけることが大切」と強調する。

(2012年3月29日 読売新聞)


認知症:iPadで早期発見 島根大医学部教授ら、検査ソフト開発 来年度中の 実用化目指す





認知症:iPadで早期発見 島根大医学部教授ら、検査ソフト開発 来年度中の実用化目指す /島根

 ◇トレーニング機能追加も「楽しんで使って」
 認知症の早期発見を目指し、米アップルのタブレット型多機能端末「iPad(アイパッド)」を活用する認知機能検査のソフトを山口修平・島根大医学部教授らのグループが開発した。従来のタッチパネル式の端末と比べると価格を10分の1程度に抑えることができ、持ち運びやすい点などが特徴。住民検診や保健師の戸別訪問などでの活用により患者の早期発見につながることが期待され、グループは来年度中の実用化を目指している。【細谷拓海】

 認知症は初期段階では薬で改善することが可能で、進行後のことを患者本人が決めることもできるが、一度低下した認知機能は元に戻らない。ただ、現状では本人や家族が気づいて医療機関で受診した際には症状が進行しているケースが多く、早期発見が課題となっている。

 ソフトの開発は総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度を活用して今年度から開始。▽耳で聞いた言葉を正しく選べるか▽昔の出来事を覚えているか▽覚えたことを頭の中で整理して正しく伝えられるか--といった点を、問題10問で調べられるようにした。

 これまで112人を対象とした検査の結果、8点以上は正常で点数が低くなるにつれて認知症の疑いが強くなることが確認された。

 今後は高齢者がより扱いやすくするよう改善を進めるほか、認知機能を維持するためのトレーニング機能の開発も目指す。同大学医学部内科学講座の小野田慶一助教は「検診の中で楽しんで使ってもらうことで、早期発見に役立てられれば」と話した。
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20120323ddlk32040583000c.html
より抜粋。







認知症 投薬は本人のために





認知症 投薬は本人のために

 アルツハイマー型認知症の人のための薬として、日本では、アリセプト、メマリーなど4種類が使われています。これらは「抗認知症薬」といわれます。根本的に認知症を治すことはできませんが、記憶力や注意力など認知機能の低下を遅らせる効果があります。

 先日、ある家族から、「飲んでも効かない」という相談がありました。施設職員からは、「元気になりすぎて困るのでやめてほしい」とも言われました。一方で、抗認知症薬を飲んだある認知症の人は、「頭の中の霧が晴れたようだ」と話しています。同じ薬でも、効果に対する実感には、随分とずれがあるようです。

 こうしたことが起きるのは、抗認知症薬の効果について、「認知症が治る」「認知症の人を静かにさせられる」といった誤解があるためだと思います。

 薬の効果は、高血圧の薬なら血圧計で調べられるように、抗認知症薬も効果を測る方法があります。薬を飲んだ人が書かれた言葉を覚えたり、図形を描いたりする神経心理検査という方法です。しかし、心理学の専門知識が必要なため、あまり普及していません。

 この検査が普及すれば、抗認知症薬が何に効いているのかへの理解が深まります。それは、「薬は周囲のためではなく本人のためにある」というごく当たり前のことへの理解にもつながります。この考えが広まれば、「認知症の人がどう生きたいのか」を第一に考える社会に近づく気がします。

 薬で認知機能の低下を遅らせても、「認知症になっても生きていきたい」と思える社会でなければ意味がありません。「少しでもいい状態でいたい」という当たり前の思いを大事にしたいと思いませんか。(木之下徹、「こだまクリニック」院長)(終わり)

(2012年3月26日 読売新聞)






言語くん自立編2





言語くん自立編2
助成が受けられる唯一の失語症言語訓練器!!

株式会社 シマダ製作所

助成が受けられる唯一の失語症言語訓練器!!「言語くん自立編2」

「言語くん自立編2」は、脳卒中や交通事故などの後遺症で、言葉が出にくくなった人がお使い頂く商品です。
自立支援用具としての助成対象商品です。
唯一の会話補助&失語症訓練器「言語くん自立編2」は、指先タッチで簡単に操作可能です。
手帳サイズですので、場所を問わずいつでもどこででも気軽にお使い頂くことができます。
特に病院を退院し、自宅復帰された方にお使いいただきたいコミュニケーション&言語訓練器です。

【機能】
◆便利な50音会話補助機能
・あらかじめ作成した文章を無制限に登録できます。
・文字数にも制限がないので単語だけでなく、長い文章も登録できます。
・伝えたいときに登録した文字にタッチすれば音声で相手に伝えてくれます。
・音声は男性・女性の2種類から選択できます。
・読み上げる音声の速さは7種類から、読み上げる音声の高さは5種類から選択できます。
・登録した単語や文章は、順番を自由に変更して並べ替えることが可能です。
◆言語訓練機能
病院のリハビリ訓練で使用したエスコアールの絵カード2001から、基本的な絵カード語彙を750枚使って訓練します。(2~9文字、2語文、3語文)
・訓練画面では、「絵を見て名前を言う」、「ノートに書く」訓練が基本になります。
・ヒントに触れて語頭を聞く、文字に触れて漢字、かなを読む、絵に触れてお手本音声を聞き、復唱するなどの操作を「自分で進めることが出来る」ようになっています。
◆唄機能
誰でも歌ったことがある50曲の唱歌メロディーでカラオケが楽しめます。
◆計算機能
・1桁、2桁、3桁の選択、+、-、×、÷の選択、問題数の選択をします。
・問題が出たら、紙に書いて計算し、答え合わせは、画面右の空白に触れて答えを見ます。
・計算のプログラムは紙に書くこと、計算して答え合わせができることを想定して作ってあります。
【Aさんの訓練の様子】
http://www.youtube.com/watch?v=BRDancPSdkQ&feature=player_embedded
・1日40分を目標に自主訓練をしました。
・3モーラから始め、先ずは書く、書いた文字を音読、その後呼称訓練、これらを一定のパターンで繰り返し行いました。

【Aさん症例紹介】
平成19年3月31日脳梗塞により右片麻痺と失語症を発症、回復期リハ病院で集中的な言語訓練と退院後の外来で言語訓練が終了し2年が経過した症例です。
右下肢は、一本杖にて自立、失語症は重篤な障害が残存していました。

【WAB失語症検査結果】
平成21年3月より「言語くん」を使用、1か月後にWAB失語症検査を実施。
結果、混合性失語が認められました。
自発話:感情後「ちくしょうー」や常套語「いや・そうそう」が中心。
復唱:2~4モーラの高頻度。
呼称:重篤。
以降3か月ごとに実施。


【結果と考察】
・失語症は、発症後年数が経過しても、本人に「やる気を起こさせる環境」を提供してあげることにより短期間でも改善していくものと思われます。
・特に中等度~重度な失語症の場合、回復期病院を退院後、外来でのフォローも時の経過とともに減少し、失語症状も固定化して行きます。
・このケースの場合、「自立編2」を用いたことで再度「やる気」(心が動き)が起こり脳の可塑性、言葉の生成等に繋がったものと考えます。

【価格・給付申請】
価格:138,700円(税込)
・携帯用会話補助装置の最大給付額は、98,800円です。
・商品との差額分(138,700円‐98,800円)39,900円がお客様ご負担額となります。
・給付を受けるには、身体障害者手帳が必要です。
(市町村によっては音声言語記載も必要な場合があります)

【言語くん自立編Ⅱ展示場所】
東京都障害者IT地域支援センター:http://www.tokyo-itcenter.com/index.html

■使用端末:アンドロイドタブレットCAMANGI FM600(7インチ)
WiFi環境下でネット接続ができます。
■自立編ⅡURL:http://gengokun.com/
■設立:1970年7月
■資本金:45,000,000円(2012年3月現在)
■代表者:嶋田 馨 (代表取締役 社長)
■事業内容:失語症言語訓練補助装置「言語くん」、遠聴支援機「みみ太郎」の開発・製造・販売

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 シマダ製作所
〒379-0204群馬県富岡市妙義町行沢264-1
担当:嶋田真弓
TEL:0274-73-3044 FAX:0274-73-3131
E-mail:info@gengokun.com


舌骨上筋群





舌骨上筋群

・顎舌骨筋
起始 : 下顎体内面の顎舌骨筋線
停止 : 舌骨
作用 : 舌骨固定時→下顎骨を下制 下顎骨固定時→舌骨を挙上 
支配神経 : 下顎神経 Ⅴ

・顎二腹筋
起始 : 前腹→下顎底の二腹筋膜 後腹→側頭骨の乳突切痕
停止 : 舌骨
作用 : 舌骨固定時→下顎骨を下制 下顎骨固定時→舌骨を挙上
支配神経 : 前腹→下顎神経 Ⅴ 後腹→顔面神経 Ⅶ

・茎突舌骨筋
起始 : 側頭骨の茎状突起
停止 : 舌骨
作用 : 舌骨を挙上
支配神経 : 顔面神経 Ⅶ 

・オトガイ舌骨筋
起始 : 下顎体内面のオトガイ棘
停止 : 舌骨
作用 : 舌骨固定時→下顎骨を後方に引く 下顎骨固定時→舌骨を前方に引く
支配神経 : 舌下神経(頸神経) Ⅻ




誤嚥性肺炎





誤嚥性肺炎

高齢者のかかる肺炎には、食物や唾液などの誤嚥が原因で起こる誤嚥性肺炎が多いと言われています。
脳卒中などで嚥下障害があれば、誤嚥性肺炎の危険が高まります。
高齢者は僅かな誤嚥が重圧な肺炎や呼吸器疾患につながりのやすいのです。
高齢者が一回、肺炎にかかると体の抵抗力がないために、治りにくいです。
体力の消耗が激しく寝たきりになるきっかけとなる場合があります。

誤嚥すれば、すぐに肺炎になるわけではありません。
肺炎になるかどうかは、誤嚥する量や頻度、誤嚥するものの種類に左右されます。また、全身状態や肺の防御機能、排泄機能との関係もあります。
高齢者の脳卒中患者さんは全身状態が悪く、生体の防御機能が低下しているため、少量の誤嚥がきっかけで肺炎になることが少なくありません。
誤嚥に対しては注意が必要となります。

誤嚥性肺炎の原因には、食物誤嚥以外にもう2つあります。

1つは咽頭や喉頭の粘膜に細菌の巣があり、細菌を含んだ唾液などの分泌物が誤嚥している場合。
もう一つは、夜間睡眠中の胃食道逆流症(GARD)による胃内容物を誤嚥している場合です。
夜間睡眠中の胃食道逆流症(GARD)による胃内容物を誤嚥は酸や消化液が含まれているため気道粘膜を損傷するため肺炎が起こりやすくなります。

1度誤嚥性肺炎を起こすと、気道粘膜はなかなか治りにくいものです。
粘膜の感覚が鈍麻して、誤嚥しても防御反応である咳が出にくくなり、食物を喀出(排泄)できないために、さらに肺炎の危険が増すという悪循環が起こってしまいます。


バイオティーン オーラルバランス リキッド





バイオティーン オーラルバランス リキッド

さっと広がる爽やかさ
口腔内保湿リキッド

だ液にも含まれる天然酵素<ラクトペルオキシダーゼ、リゾチーム>、ラクトフェリンを配合しています。
5種類の保湿成分を配合しています。
お口全体にすみやかにうるおいが広がります。
キシリトールの甘みと、さわやかな使い心地です。
ワンプッシュで使いやすく、携帯に便利です。
お口の渇きや不快な症状が気になったとき、1日に何回でもお使いいただけます。

こんな方にオススメ
強い口臭が気になる方/口内がネバネバする方/口内がパサパサしてしゃべりづらい方/口が乾いて食べ物が飲み込みにくい方/舌や粘膜がヒリヒリする方/ペットボトルが手放せない方/口が乾いてぐっすり眠れない方/薬の副作用で口内が乾く方/歯列矯正中で不快感がある方

使用方法
1日数回。口内に適量(0.5~1.0ml)を注ぎ、お口全体にゆきわたらせてください。万一、注ぎすぎた場合は、はき出してください。使用後は、水ですすがないでください。

◎1日の使用回数や1回の使用量は、口腔乾燥の状態に応じて調整してください。
◎日中には、オーラルバランスリキッド、就寝前には長時間保湿が持続するオーラルバランスジェルと、使い分けていただくことをおすすめします。




バイオティーン マウスウォッシュ





バイオティーン マウスウォッシュ

ノンアルコール で低刺激の洗口液
潤いをキープしながらすっきり洗浄。

だ液にも含まれる天然酵素<ラクトペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、リゾチーム>、ラクトフェリンを配合しています。
ノンアルコールなので、刺激が少ないです。
保湿・湿潤成分を配合しています。
気になる口臭をやわらげます。
キシリトール、乳酸カルシウムを配合しています。
キシリトールの甘みと天然ペパーミントのさわやかな味です。

こんな方にオススメです。
口臭が気になる方/刺激の強いマウスウォッシュ(洗口液)のヒリヒリが苦手な方/洗口後も口内にうるおいを残したい方/口内がネバネバする方/口内がヒリヒリする方/だばこを吸う方/ペットボトルが手放せない方/薬の副作用で口内が乾く方/歯列矯正中で不快感がある方

使用方法
約10~15ml(大さじ1杯位)をお口に含み、口内全体にゆきわたらせるように30秒ほどクチュクチュして吐き出してください。洗口後は水ですすがないでください。

◎バイオティーントゥースペーストの歯みがき後は、アルコール配合のマウスウォッシュ(洗口液)の使用は避けてください。効果的にお使いいただくために、ノンアルコールのバイオティーンマウスウォッシュをおすすめします。




口すぼめ呼吸(pursed-lip breathing)





口すぼめ呼吸(pursed-lip breathing)
呼気に際して口をすぼめ、ゆっくり息を吐き出す呼吸法。
効果
呼気をゆっくりしやすくなるので,呼吸数の減少,分時換気量の減少,1回換気量の増加,酸素当量の減少,血液ガスの改善などが期待できる。

口すぼめ呼吸の機序と目的
・ 気道内圧を上昇させる
・ 気道閉塞を防止する
・ 一回換気量を増加する
・ 呼吸数,分時換気量を減少させることにより、気道の虚脱を起こしにくくする

口すぼめ呼吸の方法
①呼気を通じて唇を軽く閉じてゆっくりと呼出する。
②吸気は鼻で行う。
③吸気と呼気の比率は1:2以上で行い,徐々に呼気を長くして1:5を目標とする。
④徐々に深呼吸訓練を行いながらこの呼吸法を行う。

口すぼめ呼吸の注意点
1.呼吸音が聞こえるほど口すぼめで抵抗をかけない。
2.腹部周囲筋の過度の緊張をとる。
3最初から極端にゆっくりと呼吸させたり,極端に長い呼気をさせたりしない。 
4.呼吸数は20/分以下で行う。
5.練習は時間より回数を多くする 。

より参照。


http://www.kubonaika.or.jp/koho/koho13/riha1301.gif

https://encrypted-tbn0.google.com/images?q=tbn:ANd9GcT3FRWoUE-2qj4C1-mvzHOuJgLqmeUwu1ISna21MFhpzDK67JOrGw




健常人とムセ





健常人とムセ

健常人でもふとした拍子にムセてしまうことがありますが、ほとんど誤嚥はしていません。
ほんの少しだけでも食物が気管に入りかけると、はげしくムセるために、空気と一緒に吐き出してしまうからです。ムセは一種の防御反応なのです。




エスピーオーツー(SpO2)とは






エスピーオーツー(SpO2)とは
パルスオキシメーターで計るのは「動脈血酸素飽和度(と脈拍数)」です。
動脈(心臓から全身に運ばれる血液)に含まれる酸素(O2)の飽和度(Saturation:サチュレーション)をパルスオキシメーター(pulse oximeter)を使って計っていますので、その測定値をSpO2(エスピーオーツー)と呼びます。(採血などの方法によって動脈血の酸素飽和度を測定したものはSpO2と区別するためSaO2(エスエーオーツー)と呼びます。
酸素の飽和度と言われても何のことかよく分からないかも知れません。血液中の酸素の大半(健康なら99%近く)は赤血球の中にあるヘモグロビンによって運ばれます。飽和とは最大限の状態を指しますので、酸素飽和度とはヘモグロビンが運べる最高の状況に対し、実際にどの程度まで酸素を運べているかを意味していることになります。
具体的には、血液中のヘモグロビンのうち、実際に酸素を運んでいるヘモグロビン(酸化ヘモグロビン:HbO2)の比率のことを酸素飽和度(SpO2)と言い、単位は%(パーセント)になります。
ちなみに、嚥下障害に対しても1分間に平均で3%低下するようであれば誤嚥を示唆するようです。
また、90%以下は、摂食や、直接訓練など控えます。
聞いた話ですが、SpO2値より、脈拍が高ければ苦しい可能性があると看護師が言っていました。



アンカー強調嚥下法







アンカー強調嚥下法

アンカー強調嚥下法とは,舌と硬口蓋とが接触しアンカーが形成されることを意識化させ、舌根運動障害に対して、舌根運動の補強と嚥下圧の上昇が期待できる。

実際に自分でおこなってみると、舌尖を上切歯付近から歯茎部に押し当てると飲み込みやすい気がする。結果的に、舌と硬口蓋の接着面が増し、そのアンカーにより喉頭が前上方向に誘導されるからではないかと考えた。




失語症言語治療 後ろ向き研究で有意な改善を確認





失語症言語治療
後ろ向き研究で有意な改善を確認

日本高次脳機能障害学会失語症アウトカム検討小委員会(委員長=慶應義塾大学精神・神経科学教室・三村將教授)の委員で,川崎医療福祉大学感覚矯正学科の種村純教授は,失語症の言語治療の効果について,同委員会関連施設の約600例を対象とした後ろ向き研究で有意な改善が認められたことを鹿児島市で開かれた第35回日本高次脳機能障害学会(会長=鹿児島大学・浜田博文名誉教授)の教育講演で明らかにした。

http://mtpro.medicaltribune.co.jp/mtnews/2012/M45100251/
より

これは、STにとってありがたいニュースだ。





嚥下障害者の食事の姿勢






嚥下障害者の食事の姿勢(体幹角度調整)

摂食・嚥下障害の方に、床面に対する体幹の角度を調整することにより、
①食塊を送り込みやすくする
②誤嚥を軽減ないし防止する
方法である。

主な対象者は
食塊の送り込みが障害されている患者や、誤嚥の可能性のある患者で、小児から高齢者まで。
食塊の取り込み、送り込みなど口腔期の障害や、嚥下反射の遅れ、タイミングのずれなど咽頭期障害のある場合など。

具体的な方法
床面に対する体幹の角度(矢状面での角度)を、90 度(すなわち垂直座位)ではなく、リクライニングさせて、床から 60 度(体幹角度 60 度と表現する)、30 度(体幹角度 30 度、「30 度仰臥位」とも表現される)などにする。頭頸部の角度と組み合わせて調整する。側臥位や水平位(仰臥位)で誤嚥が防止できる場合もある。

注意点
 嚥下障害が重度になるほど、リクライニングを強くしたほうがよい傾向があるが、単純な一般化は危険である。
リクライニングすることによって、頸部や身体全体の筋肉に緊張が出て嚥下が不安定になる、頭頸部の(過)伸展を招く、舌根沈下による呼吸障害が出るなどにより、嚥下が悪化するケースもある。体幹角度を変化させての嚥下造影検査と、それぞれの角度での嚥下状態の臨床的観察により、各患者にとっての適正な体幹角度を判断する。

強いリクライニング姿勢や水平位では、処理能力を超えた量の食物、水分が咽頭へ流入しやすくなり危険である。食物水分の量と性状に十分に注意しながら、直接訓練を進める必要がある。

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会より参照。




75を過ぎたら摂食・嚥下障害はあると思え





75を過ぎたら摂食・嚥下障害はあると思え

この言葉は、摂食嚥下リハビリテーションの第一人者、藤島一郎先生の言葉です。

高齢者になると、
・虫歯などで歯が弱ってしまい、噛む力(咀嚼能力)の低下
・入れ歯があわない。(義歯不適合)
・口(口腔)・のど(咽頭)・食道などの嚥下筋(飲み込みに働く筋肉)の低下
・粘膜の感覚、味覚の低下
・唾液の分泌低下、唾液の性状の変化
・のど(喉頭)が降下し、嚥下反射(ごっくん反射)時に喉頭挙上の距離がながくなってしまう
・無症候性の脳梗塞の存在
・全般的な能力の低下(認知、身体能力、体力、免疫力)
・元々の病気、飲んでいる薬の影響
などにより摂食・嚥下機能に対して低下をもたらします。

誤嚥性肺炎や無気肺などの呼吸器疾患は高齢者に多く、老化に伴う、
免疫力や全身抵抗力の低下、
咳漱反射(せき反射)の減弱、繊毛運動のていかによる気管支・肺異物の排出力低下、
胃・食道逆流症などともに摂食・嚥下機能の低下が密接に関係しています。





口腔、咽頭および喉頭の位置と正常嚥下運動





口腔、咽頭および喉頭の位置と正常嚥下運動

基本的な解剖、各器官の相対的な位置の把握はVF(嚥下造影検査)などの評価で重要となります。
正常な、位置関係を把握し、それと異なる所見をみつけることが大事だと思います。

舌骨の位置:第3頚椎(C3)
喉頭蓋谷の位置:第3頚椎(C3)~第4頚椎(C4)
食道入口部の位置:第5頚椎(C5)

また、正常な嚥下動態を把握することは、とても重要となります。
覚えておきましょう。



口腔機能訓練器具(ラビリントレーナ)






口腔機能訓練器具(ラビリントレーナ)

器具の使用方法は

・器具を口の中に入れ、鼻で深呼吸します.(2~3回)
・舌をトンボに押し付け持ち上げます。(10 回)
・次に舌をトンボにあてしごきながら唾液を飲み込む練習をします。
・次に唇をしっかり閉じ吸いながら前に引っ張る練習をします。( 10 回)
この運動を3セット1日3回ぐらい

ポイント
・唇をしっかり閉じ舌を口蓋につけ鼻呼吸を身につけること
・嚥下訓練は唇をしっかり閉じ陰圧にし舌を口蓋につけ嚥下すること

だそうです。
こんな器具があるんですね。知らなかった。
おそらく,口唇・舌・舌骨上筋郡の強化になると思われます。
嚥下障害の患者さんに、ラビリントレーナをためしに使ってみても良いかもしれませんね。しっかりした方なら、自主訓練もできますね。


ラビリントレーナー/ 摂食・嚥下訓練器具【定番在庫】即日・翌日配送可



口腔機能について






口腔機能について


1.食べる機能

口は食べ物を取り込むための入り口で、口だけが食べ物の味や食感を感じられる器官です。

口だけが食べ物の味や食感を感じられる器官であり、美味しいものを食べたい、食事がしたいという欲求は人にとって自然で重要な欲求で、生きる喜びのひとつといえます。


2.呼吸機能

口は鼻と同様に呼吸器の入り口です。

口腔や咽頭の化膿創や歯周病・虫歯があると、上気道感染、誤嚥性肺炎の原因となります。

そのため、たとえ誤嚥がなくても、経管栄養でも、人工呼吸器管理中でも口腔ケアは必要です。

むしろ、使わない口は機能低下を起こし汚れやすいのです。


3.コミュニケーション機能

口腔は会話をするための共鳴器官として働きます。舌は発音(構音)にも関与します。


4.感覚機能

口腔感覚受容器は咀嚼や発音時に口腔運動を調節するために重要な末 感覚情報の入力器官であるのと同時に、脳を覚醒させる入力信号器官です。

口腔の感覚としては、食物の食感(固さ、柔らかさ、舌触り、歯触りなど)を感じる触・圧覚、味覚(甘い、苦い、塩っぱい、酸っぱいという四基本味やうま味)、温度覚(温かい、冷たい)、痛覚があります。

特に味覚刺激は唾液の分泌を促進し、食塊の形成や消化を助ける機能もあります。

脳血管障害・脳腫瘍や耳鼻科手術のあと、ウイルス感染症の後などに味覚障害が生じることがあります。

味覚の障害はあまり注目されていませんが、味わって食べる楽しみの喪失という生活の質(QOL)に大きく関わる障害と思われます。


このように、お口の健康は、生きる上で、とても重要だとわかります。
リハビリなどで、口腔機能へのアプローチをすることは、非常に大切なことなのです。


口腔ケアの目的





口腔ケアの目的

口腔ケアの目的としては,以下のことが挙げられます。

1.誤嚥性肺炎の予防
2.口腔疾患の予防
3.QOL ( Quality of Life :生活の質) の向上

1.誤嚥性肺炎の予防
 この場合の誤嚥とは,食物の明らかな誤嚥ではなく,不顕性の誤嚥 ( silent aspiration:ムセない誤嚥 )で注意が必要です。
嚥下反射・咳反射(飲み込みのゴックンや異物に対する咳・ムセ)の低下した老人は,睡眠中に不顕性の誤嚥をたびたび起こし,この際,唾液とともに口腔内の細菌も同時に誤嚥するため,誤嚥性肺炎を起こしやすいといわれています。
 そして,口腔内の細菌を減少させるためには,口腔ケアが有効とされています。

口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防に有効であるという事実は,最近,歯科医療関係者にも認知され始めた事実であるが,残念ながら,介護の現場ではほとんど認識されていないのが現状と思われます。
介護を要する人の生命を脅かす誤嚥性肺炎の予防ということに関しては,QOLの向上とは次元を別にして論じられるべき重要なことであると思われる。 そして,口腔ケアについての実践および啓蒙活動は,介護保険制度開始とともに,要介護人に接する機会が増すと思われる歯科医療従事者に課せられた重大な使命であるとも言えます。

介護関係者の間では,介護を受けている人の口腔内は,「介護の鏡」といわれている。 このことは,言い換えれば,生命の危険に直接関係のないと思われた口腔ケアまでは,なかなか手が届かず,後まわしにされていたというのが現状であったように思われます。
しかし,今後は,口腔ケアは,とくに脳血管障害等で嚥下・咳反射の低下した要介護人にとっては,誤嚥性肺炎の予防という観点から,ケアプランの中に積極的に組み入れられる必要があると思われる。

 * 誤嚥性肺炎の成立過程  脳血管障害 → 嚥下・咳反射低下 → 不顕性誤嚥 →(+免疫機能低下)→ 誤嚥性肺炎

2.口腔疾患の予防
適切な口腔ケアが,各種口腔疾患の予防に有効なことは要介護人に限ったことではありません。
物を食べないから汚れないという考えは甘く、むしろ口腔機能の低下を起こし汚れやすいと思ったほうが良いと思います。

3.QOLの向上
 介護支援専門員標準テキストによれば,介護支援専門員の基本視点の一つとして,ノーマライぜーションとQOLを挙げています。 そして,生活の質( QOL : Quality of Life )を高めるという考え方は,高齢者にとって重要な価値基準であり,質の高い生活とは,自分の求めている暮らし方が現実のものとなる生活であり,そうした生活にこそ,満足があり,喜びがあり,笑顔のあるはずであるとしています。

口腔ケアの充実により,口から食べること,おいしく食べることがすべての要介護者の自立とQOLの向上に寄与することは,異論のないとことだと思います。

 
http://ww3.tiki.ne.jp/~y-takaya/oralcare.htmより参照。



改訂水飲みテスト(modified water swallow test : MWST)





改訂水飲みテスト(modified water swallow test : MWST)


方法

3mlの冷水を口腔内に入れて嚥下してもらい、嚥下反射誘発の有無、むせ、呼吸の変化を評価する。3ml冷水の嚥下が可能な場合には、更に2回の嚥下運動を追加して評価する。
評点が4点以上の場合は、最大3回まで施行し、最も悪い評点を記載する。


判定基準


1a:嚥下なし、むせなし、湿性嗄声or呼吸変化あり

  b:嚥下なし、むせあり

2  :嚥下あり、むせなし、呼吸変化あり

3a:嚥下あり、むせなし、湿性嗄声あり

  b:嚥下あり、むせあり、湿性嗄声あり

  c:嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、
     呼吸変化なし、口腔内残留あり

4  :嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、呼吸変化なし

5  :嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、呼吸変化なし
    追加空嚥下が30秒間以内で2回可能
 
判定不能:口から出す、無反応


結果の解釈


MWSTで3点以上と評価されれば、摂取方法の工夫が必要だとしても、そのままの流れでFTを行うことも可能であると言われています。
また、2点以下と判断された患者もケアやリハビリテーションは継続的に実施していくのが良いと言われています。
その間も、適宜、繰り返しスクリーニングテストを実施し、口から食べることができるようになったタイミングを見逃さないようにする注意深い観察眼が必要です。

関連動画





フードテスト(嚥下スクリーニングテスト)





フードテストの方法

ティースプーン1杯(3~4g)のプリンなどを嚥下させてその状態を観察する。嚥下が可能な場合には、更に2回の嚥下運動を追加して評価する。評点が4点以上の場合は、最大3回まで施行し、最も悪い評点を記載する。


判定基準


1a:嚥下なし、むせなし、湿性嗄声or呼吸変化あり

  b:嚥下なし、むせあり

2  :嚥下あり、むせなし、呼吸変化あり

3a:嚥下あり、むせなし、湿性嗄声あり

  b:嚥下あり、むせあり、湿性嗄声あり

  c:嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、呼吸変化なし、口腔内残留あり

4  :嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、呼吸変化なし、口腔内残留あり
    追加嚥下で残留消失

5  :嚥下あり、むせなし、湿性嗄声なし、呼吸変化なし、口腔内残留なし


判定不能:口から出す、無反応

関連動画





水飲みテスト(timed water swallow test)





水飲みテスト(timed water swallow test)


施行方法


2~3mlの水で様子を見てから30mlを飲んでもらう。

判定


5秒以内にむせずに飲めれば正常。それ以外は嚥下障害疑いか異常。動作全体を観察。

以下のような施行方法もあります。
常温の水30mlを注いだ薬杯を椅座位の状態にある患者の健手に手渡し,「この水をいつものように飲んで下さい」という。
水を飲み終わるまでの時間、プロフィール、エピソードを測定、観察する。

プロフィール


1.1回でむせることなく飲むことができる。
2.2回以上に分けるが、むせることなく飲むことができる。
3.1回で飲むことができるが、むせることがある。
4.2回以上に飲むにもかかわらず、むせることがある。
5.むせることがしばしばで,全量飲むことが困難である。

エピソード


すするような飲み方、含むような飲み方、口唇からの水の流出、むせながらも無理に動作を続けようとする傾向,注意深い飲み方など

プロフィール1で5秒以内:正常範囲
プロフィール1で5秒以上プロフィール2:疑い
プロフィール3-5:異常


窪田俊夫他 : 脳血管障害における麻痺性嚥下障害-スクリーニングテストとその臨床応用について.総合リハ,10(2):271-276,1982 より.



反復唾液嚥下テスト(RSST )





反復唾液嚥下テスト(RSST)  


反復唾液嚥下テスト( repetitive saliva swallowing test , RSST )の方法


  1. 検査者は、被検者(患者さん)の喉頭隆起・舌骨に指腹をあて,30秒間嚥下運動を繰り返させます。
  2. 被検者(患者さん)には「できるだけ何回も”ごっくん”と飲み込むことを繰り返して下さい」と説明します。
  3. 喉頭隆起・舌骨は、嚥下運動に伴って、指腹をのり越え前方に移動し、また元の位置に戻る。
  4. この下降運動を確認し、嚥下完了時点とする。 
検査者は、嚥下運動時に起こる喉頭挙上→下降運動を触診で確認し、30秒間に起こる嚥下回数を数えます。

高齢者では、30秒間に3回できれば正常とする。


反復唾液嚥下テスト( repetitive saliva swallowing test , RSST )の注意点

嚥下障害患者では,1回目の嚥下運動はスムーズに起きても、2回目以降、喉頭挙上が完了せず、喉頭隆起・舌骨が上前方に十分移動しないまま、途中で下降してしまう場合があります。

これを真の嚥下運動と鑑別することに注意を要します。

口渇が強く、嚥下運動を阻害していると考えられる患者には、人工唾液(サリベート)や少量の水を口腔内に噴霧し、同時にテストを施行するとよいでしょう。

また、30秒では嚥下運動が観察されない場合には、観察時間を1分に延長して様子を見ます。

観察時間の延長は、重度嚥下障害の経時的変化を追跡する場合に有用です。

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