一口量の調整
意義
健常成人の液体嚥下時の一口量は1 mlから20 ml程度といわれている。
液体の至適嚥下量は17.9±1.58 mlとの報告がある。
咀嚼を必要とするような食物の一口量は 5~9 g 程度との報告がある 。
嚥下障害者では、一口量が少ない(1~3 ml)と嚥下反射が起こりにくいことが知られている 。
しかし、一口量を多くすると、誤嚥したときにその量は多くなる。したがって、少ない一口量は相対的に安全性が高いと考えられる 。
液体の至適嚥下量は17.9±1.58 mlとの報告がある。
咀嚼を必要とするような食物の一口量は 5~9 g 程度との報告がある 。
嚥下障害者では、一口量が少ない(1~3 ml)と嚥下反射が起こりにくいことが知られている 。
しかし、一口量を多くすると、誤嚥したときにその量は多くなる。したがって、少ない一口量は相対的に安全性が高いと考えられる 。
主な対象者
摂食・嚥下障害者全般、特に咽頭期障害。
具体的な方法
重度の摂食・嚥下障害に対する直接訓練では、誤嚥に対するリスクを小さくするため、1~2 ml 程度の少ない一口量から開始し、安全性を確認しながら徐々に量を増やす。
また、乳児の場合ではさらに少ない量(0.1 ml 程度~発達スライス型ゼリー平たいスプーン659に合わせて)で行う。
実際の食事場面では、高次脳機能障害、認知症などにより自分で一口量の調整が困難なときは、食具や食器の変更を試みる。例えば、小さいスプーン、吸い口のついたカップなどである。
また、乳児の場合ではさらに少ない量(0.1 ml 程度~発達スライス型ゼリー平たいスプーン659に合わせて)で行う。
実際の食事場面では、高次脳機能障害、認知症などにより自分で一口量の調整が困難なときは、食具や食器の変更を試みる。例えば、小さいスプーン、吸い口のついたカップなどである。
注意点など
症例や病態による差があるので、個別に評価、対応する。
一口量が少ないと送り込みが難しい患者や、咽頭期嚥下が誘発されない患者では、嚥下造影などで適量を確認するとよい。
一口量が少ないと送り込みが難しい患者や、咽頭期嚥下が誘発されない患者では、嚥下造影などで適量を確認するとよい。
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