障害等級「音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害」について
3級と4級が認められる。
3級の具体例
【理解面】
本人や家族の名前が分からない。
住所が分からない。
日付・時間が分からない。
部屋の中の物品を言われても分からない。
日常生活動作に関する指示がわからない。(フロに入って、STにいって、薬を2錠のんで…)
状況依存度が高く、本人の所属、時間、日常生活動作、物品に関する指示が分からない。
【表出面】
本人、家族の名前が言えないか、通じない。
住所が言えない。(通じない)。
日付、時間、年齢が言えない。(通じない)。
欲しい物品を要求できない。(通じない)。
日常生活動作に関する訴えができないか通じない。(窓を開けて…)
身体的訴えができない。(通じない)。
状況依存度が高く、本人の所属、時間、日常生活動作、物品に関する要求ができない。
4級の具体例
【理解面】
問診の質問が理解できない。
治療上の指示が理解できない。(PT、薬の飲み方…)
訪問者の要件が分からない。
電話での話が分からない。
尋ねた道順が分からない。
おつかいができない。(いつ、どこで、何を、いくつ、いくら、誰に)。
状況的依存度は3級と比べ低く、家族以外の者から、日常生活動作について、質問されたり、指示されたときに、理解できない。
【表出面】
病歴、病状が説明できない。(通じない)
治療上のことについて、質問ができない(通じない)。家族に内容を伝えられない。
訪問者に用件を質問できないか通じない。(通じない)用件を家族に伝えられない。
電話で応答できない。家族に内容を伝えられない。(いつ、どこ、何、誰)。
知り合いに電話をかけて用件が伝えられない。(通じない)
行き先が言えない。(通じない)
道順を尋ねられない。(通じない)
買い物をことばでできないか通じない。(なにをいくつ、いくら)
状況的依存度は3級と比べ低く家族以外のものに、日常生活動作に関することが説明できない。